現代は時間との戦いです。
さあ、あなたの心臓に挑戦します!
クイズ・タイムショック!
クイズタイムショックとは、1969年~1986年までテレビ朝日系で放送されていた伝説のクイズ番組である。
概要
1分間に12問のクイズを矢継ぎ早に出題するクイズ番組。
12問全問正解すると100万円(旅行含む)の賞金を獲得できるが、一定の正解数に達しない場合(無印時代は3問以下)、宙に浮かんだ解答席が横方向に回転してしまうという罰を受けてしまう(安全対策として解答席に、腰の低い位置に締める2点式シートベルトが装備されている)。
芸能人も出場することはあったが、基本的に視聴者参加番組。
「アップダウンクイズ」(毎日放送)、「クイズグランプリ」(フジテレビ)、「パネルクイズ アタック25」(朝日放送)、「アメリカ横断ウルトラクイズ」(日本テレビ)などと並び、数多くのクイズマニアも出場してしのぎを削った。
当初は俳優の田宮二郎が司会を務め、冷静かつ滑らかな司会術で人気を博した。俳優としての最大の代表作が「白い巨塔」ならば、タレントとしての最大の代表作がこの番組であるといっても過言ではない。惜しくも自殺してしまう直前の1978年9月までこの番組の初代司会者を務めた。
1978年10月から放送終了までは2代目司会者として同じく俳優の山口崇が就任した。
1986年3月に一度は放送終了したものの、その人気は根強く、度々ルールやセットを手直しして復活している。2000年10月から2014年9月までのルールでは、基本的に5問以下しか答えられないと解答席が横方向だけでなく縦方向にも回転する「トルネードスピン」が発動してしまう(危険度が増した為、安全対策として解答席がモータースポーツで使われているバケットシートになり、シートベルトも4点式に変更。2017年以降は縦方向の回転が無くなったため、シートベルトも初代と同じ2点式に戻された)。また、1分以内に1つの問題に対し12個の答えを出す、「12アンサーズ」というルールも存在している。予選では複数の参加者が同じ問題に挑戦する「同時タイムショック」が実施され、決勝では対戦相手がトルネードスピンするまで交代で問題に挑戦し、次第にノルマが上昇していく「サバイバルタイムショック」が実施される。
無印時代基本ルール
- 6人の挑戦者と1人のチャンピオンによる対決形式
- 挑戦者は1~10の問題群から1つを選びクイズに挑戦する
- クイズは5秒で1問出題し全12問。言い直しや噛んだりすると即不正解扱い。
- 1問以上正解で正解数に応じた賞金獲得。(1問1000円~11問10万円)
- 12問全問正解で旅行含んだ100万円分の賞金を獲得し自動的に勝ち抜けとなる。
- 3問以下の場合は椅子が回転しながら落下する罰ゲーム。
- 挑戦者の最多正解者とチャンピオンが1対1で対決。チャンピオンが勝つと勝ち抜け。挑戦者が勝つと新チャンピオンに。
- チャンピオンが5週勝ち抜けばパーフェクト時同様旅行含む100万円分の賞金獲得。
- 参加者全員にスポンサーからの参加賞と正解に応じた賞金が支払われる。
ゴールデンタイムの番組にしてはセットが薄暗く、巨大な時計に賞金と解答の表示盤が鎮座し異様な雰囲気を放っていたのも特徴。回答者から見えない箇所に賞金と解答掲示板があり、視聴者に正解がわかるようになっていた。
「今何問目?」「この問題含めてあと何問?」「これが最後の問題、ウソ?ホント?」「2問目に正解した?してない?」「3問目の答えって何だっけ?」といった知識が全く必要ないひっかけ問題も多数存在しており、クイズマニアによるパーフェクト達成の大きな壁となっていた。
関連動画
関連項目
- 3
- 0pt


