ｹﾞｹﾞｹﾞｰ!!単語

特撮ドラマ「仮面ライダー剣」最終話において、キングフォームを酷使し、アンデッドと完全に融合して自らがジョーカーアンデッドとなることによってバトルファイトを継続させ、世界と相川始を救った剣崎。しかし、本来ジョーカーである始と新たなジョーカーである自分が戦い、どちらかを封印してしまった場合、世界は再び滅びの時を迎えてしまう。その最悪の事態を避けるために、剣崎は誰にも行き先を告げることなく、姿を晦ました。

「俺は運命と戦う…そして、勝ってみせる」

「俺たちは二度と会うこともない…触れあうこともない。……それでいいんだ」

「人間であること」を捨てることによって、剣崎は始に「人間であり続ける」機会を与えたとも言えるだろう。烏丸の説明によって剣崎の真の目的を知った橘朔也は始のもとに駆け付けるも、時すでに遅し、剣崎はジョーカーとなり、姿を消した後だった。

世界は救われた。それなのに、あまりにも哀しい結末を迎えたバトルファイト。第1話を彷彿とさせる崖の上から、橘は彼の名を叫んだ。

(´0M0)「ｹﾞｹﾞｹﾞｰ!!」