ゲンナジー・ゴロフキンとは、カザフスタン出身のプロボクサー。第81代WBA世界ミドル級王者。
その後に第16代IBF世界ミドル級王座、第36代WBC世界ミドル級王座も獲得。
愛称はGGG(トリプルG:本名のGennady Gennadyevich Golovkin から)
概要
相手にプレッシャーをかけ、追い詰めてからのフックによる豪快なKOが魅力のミドル級屈指のハードパンチャー。パンチ力ばかりが語られているが防御技術も優れており、アマチュア、プロ通じてノックダウン負けをしたことがない。プロ転向後は未だ無敗。
他の旧ソ連諸国のボクシングエリート同様アマチュアで実績を残した選手で世界ボクシング選手権(オリンピックと並ぶアマチュア世界大会)では金メダル、アテネオリンピックのボクシングミドル級では銀メダルを獲得している。アマチュア通算戦績345勝5敗(諸説あり)。
2006年にプロへ転向。この頃はヨーロッパでもボクシングが盛んなドイツをホームタウンにしていた知る人ぞ知るボクサーであった。
2009年に所属していたドイツの大手プロモーションの経営悪化から放出され、ヘビー級王者のクリチコ兄弟が率いるK2プロモーションと契約。これを機にドイツ以外でも試合をするようになる。
2010年8月にWBAミドル級暫定王座を獲得。同年10月に正規王者、2014年7月にスーパー王者に認定される。
2012年にはアメリカへ進出。その強さとKOを狙うファイトスタイルが人気を博し、この頃から知名度が徐々に上がり始める。
2014年10月にWBCミドル級暫定王座(2016年5月に正規王者認定)、2015年10月にIBFミドル級王座を獲得し、メジャー三団体の統一王者となっている。
2018年1月現在、WBA防衛18回、WBC防衛7回(暫定王座の防衛4回を含む)、IBF防衛4回を記録している。
他にもIBOというマイナー団体のベルトも保持している(防衛16回)
この階級の王者にしては珍しく、日本人相手の防衛戦を2度している(どちらも3RKO)。
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関連項目
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