チャールズ・ワーグマン(Charles Wirgman、1832年8月31日 - 1891年2月8日)とは、幕末~明治の日本で活躍したイギリス人画家である。
概要
そもそもワーグマンが来日したのは、イラストレイテッド・ロンドン・ニュース(絵入りロンドン新聞とも訳される)の特派員としてであった。当時は写真技術も未発達で、写真の代わりに絵でニュースを伝えるということが行われていたのである。
彼が日本美術史上重要であるのは、「鮭」で有名な高橋由一や、日本で初めての宮廷画家となった五姓田義松に西洋絵画の技術を教えたという点である。それまでも秋田蘭画や司馬江漢などの所謂洋風画は日本においても描かれてきたし、西洋の絵画技法が浮世絵などに影響を与えたことはあったものの、体系だった油絵技法を日本に伝えたのは彼が初めてだったのである。
このように日本美術史上重要な位置にいたため、海外に比べ日本においてはその筋の人間の間での知名度は高い。また多くの作品が日本各地の美術館に所蔵されている。
写真家フェリーチェ・ベアト(フェリックス・ベアト)とともに横浜に写真館を開き、ベアトが撮影した写真をワーグマンが模写し、上記ロンドンニュースに寄稿するといったことも行っていたようである。
またジャパン・パンチと題した風刺漫画雑誌を発行。これはポンチ絵の語源となっている。
その他のエピソードはWikipediaにおいても述べられているので詳細はそちらに譲る。
ワーグマンは日本で妻を娶ったあと一旦帰国するもけっきょく日本に身を埋めた。現在でも命日の前後の休日には横浜の外国人墓地にてポンチ・ハナ祭りという祭りが墓前で開かれている。
関連静画
ワーグマンの関連動画がないため、ともに仕事をしたベアトの静画を紹介しておきます。
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関連項目
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