デイノケイルス(Deinocheirus)とは、白亜紀に生息していた恐竜の一種である。
概要
体長は11m、体重6.4t、体高は3.6mくらいだと推測されている。
ハドロサウルス類のような脚にスピノサウルスのような帆、獣脚類のような腕を持つキメラのような恐竜。
雑食性。口の中に歯が一本も生えておらず、代わりに角質のくちばしを持っており、果物や魚を丸のみにしていた。
1965年、モンゴルのネメグド盆地の地層から謎の恐竜の化石が発掘された。
その腕の化石が2.4mに達していたことから現在の名前が付けられる。
オルニトミモサウルスの仲間と見られていたがそれにしては腕が大きすぎたため長年研究者の頭を悩ませていた。
名前負けしているが腕は見かけほど強い力を持っておらず、それゆえ積極的に狩りをするタイプではなく魚や草を主食とする雑食性だったらしい。
また、身体はカラフルな羽毛に覆われ求愛行動に役立てていたと推測されている。
恐竜界における20世紀最大の謎として長い間、謎の恐竜扱いされていたが2014年に発見された化石によりその実態は予想がことごとく外れる、様々な恐竜を掛け合わせたかのような姿だと判明した。
全貌が分かったのが最近のためメディアでの登場は少なく過去にはあえて復元イラストを載せない図鑑もあった。これからの活躍に期待。
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