ハットトリックとは
- クリケットにおいて、1つの回の中で3球で3人の打者をアウトにすること。記録を達成した投手に記念として帽子が送られたことから「ハット」トリックと呼ばれるようになった。下記のハットトリックの語源にもなっている。
- サッカーにおいて、1人の選手が1試合に3得点を挙げること。 本項にて解説。
- ダーツにおいて、1ラウンドにつき3本投げる矢が3本とも的の真ん中であるブルに刺さること。
- 日本の元競走馬。現在はアメリカ合衆国を中心に種牡馬として供用されている。→ハットトリック(競走馬)
概要
サッカーで1人の選手が1試合に3得点を挙げるというのはその選手の得点能力を証明するものであり、FWとしては一度はやってみたい名誉である。
しかし守備のレベルが上がり戦術も多様化した現代サッカーにおいてハットトリックの達成は非常に難しくなっており、当人の得点能力に加えてチームとして相手チーム全体を崩すことが必須であるといえる。
ちなみに6得点を挙げることをダブルハットトリックと呼ぶ。しかしハットトリックならまだしも、ダブルハットトリックは20年に1度見られるかどうかというレベルの難易度であり、守備戦術の発達した現代のサッカーではほぼ不可能に近いとされている。
なおイタリア語では1人の選手が1試合に3得点を挙げることを「トリプレッタ」と呼び、ハットトリックと同じ意味で使われる。
記録
ハットトリックに関わる様々な記録があるが、日本では中山雅史による「プロリーグ公式戦における4試合連続ハットトリック」と、同じく中山雅史による「試合開始から最短ハットトリック」の2つの記録が有名。
公式戦4試合連続ハットトリックは1998年4月15日から4月29日にかけ達成され、この時の中山は5点、4点、4点、3点と得点を重ね、4試合で計16点というとてつもない得点量産力をみせた。
最短ハットトリックは2000年2月16日のアジアカップ予選対ブルネイ戦で達成され、試合開始3分15秒という記録を残している。またこれら2つの記録は両方ともギネスブックに記録されている。
その他
なお上記になぞらえて「1人が1つのことを3回やり遂げる」行為をハットトリックと呼ぶことがある。
ゲーム『モンスターハンター』シリーズにおいては、パーティ内の全員で3回モンスターにやられるとクエスト失敗になるが、それを1人でやらかしてしまった時にも使われる(3落ち)。
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関連項目
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