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スーパースピンファクター(Super SpinFaKtor)とは、ヨーヨージャムが販売していたヨーヨーの名である。
本記事では、ほぼ同一のボディを持つ3機種についても解説する。
概要
2000年発売。
「ヨーヨージャム・スピンファクター」の進化版。
初代「スピンファクター」はアルミニウムリムを搭載していたが、これをより密度の大きいニッケル真鍮合金に変更。位置も、それまで側面に貼り付いていたものを外側ギリギリになるように変更した。
このことで、総重量の80%がリムに集中するようになり、極めて慣性モーメントが大きく、スリープ時間の大幅な向上に貢献したモデル。
本機以降、このリム配置が真鍮/ステンレスリム機種の基本となっており、現在のようにバイメタルが主流となっても多くの機種に継承されている。
一方、トラピーズ有効幅は24mmと「ヨメガ・ステルスレイダー」なみに狭い。
また、軸周りはサイズBベアリング+四つ穴レスポンスと黎明期のジャムのものであり、過渡期のデザインであることを思わせる。
トラピーズ有効幅を大幅に広げ、Cサイズ大径ベアリングを搭載した「ヨーヨージャム・ナイトムーブズ」が登場したことで、本機はハイエンドモデルとしては世代交代した。
しかし、欧米ではカジュアルモデルとして一定の人気があり、2005年頃に再販されて日本人プレイヤーを仰天させた。
この際、剥き出しだった真鍮リムがクロムコーティングされ、錆びたり手に臭いがついたりする欠点が克服された。
派生機種
スーパーサイエンティスト(Super Scientist)
スーパーセルアウト(Super Sellout)
ドクター・ポピュラーのシグネイチャーモデル。
性能は「スーパースピンファクター」と同じ。
ライムグリーンの派手な色合いになり、サイドキャップにはドクター・ポピュラーのアイコンである眉毛と目玉が描かれている。
「スーパーセルアウト」は「スーパーサイエンティスト」のパロディ。
目玉の部分が「$」になり、カラーがマネーグリーン(米ドル紙幣のインクに使われる濃い緑色)に変更されている。
メガスピンファクター
リック・ワイヤットのシグネイチャーモデル。
ボールベアリングをセラミックベアリングに変更したバージョン。
それ以外の性能はスーパースピンファクターと同じ。
当時としては驚異的なスリープ力を誇り、スリープレコードに用いられた。
フリースタイルでは、石黒友也が本機を用いて2001年世界チャンピオンとなっている。
メガスピンファクターの後継機は、スリープレコード専用機と、フリースタイル用の石黒のシグネイチャーに分かれて進化していった。
関連機種
名前の由来
- ヨーヨージャム・メガスピンファクター2
- ヨーヨージャム・メガスピンファクター2.2
「ブラックノヴァ」系統の、有効幅狭め・重量重め・ラウンドバタフライ・真鍮リム機種。
関連動画
関連項目
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