ロバート・アレクサンダー・マンデル（ロバート・マンデル）とは、カナダ出身のアメリカの経済学者である。1999年ノーベル経済学賞受賞。
概要
異なる為替相場体制における財政・金融政策の分析と最適通貨圏に関する分析を行った。
1936年金融・財政政策の効果は国際的資本移動によって決定するというマンデル＝フレミングモデルを構築した。フレミングの方はマーカス・フレミングであるが、お互いは別々に同じ研究を行っていた。
変動相場制では拡張的財政政策は海外からの資本引き上げを招くために経済安定化効果が低く金融政策が役に立つが、固定相場制では逆に拡張的財政政策が有効であるとした。
また複数の国家が共通通貨・共通金融を持つことにより経済的安定が得られる条件を資本や労働の移動面から論じ、最適通貨圏の概念を提唱した。これを踏まえ欧州連合（EU）では99年1月から統一通貨ユーロが導入された。
ユーロが導入された結果、現在欧州はご覧の有様だよ状態になっているのだが、今の欧州は彼の目にはどう映っているのだろうか？ （マンデルは2017年現在存命中である）
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