下荒井兄弟のスプリング、ハズ、カム。とは、
公演について
大泉洋がNACSの本公演で初めて脚本・演出を手がけた。正確にはFOURの際にも一度行っているが、二時間の演目全てを任されたのは初めてのことだった。また、主宰の森崎博之以外が本公演の脚本を作ったのは、ミハル(2003年)以来のことであった。
物語は、ばらばらだった下荒井兄弟が、父親の十年祭の翌日に5人とも集まるというもの。家を飛び出た次男、結婚、盗聴。様々な問題やどたばた劇が起こる中、五人は兄弟の絆、家族の絆を確かめ合っていく。
今回も役は全てメンバー五人だけで行っており、特に名物の女装はスタイリストの小松江里子氏のもと、最終的に本物に近い状態に仕上がった。しかし今回、より女らしさを追求する大泉と小松氏の間で準備期間に衝突が起き、彼女は後に「踏んだり蹴ったりだったねえ」という言葉を残してメンバーの爆笑を誘った。
その他にも、準備期間には様々な苦労があった。詳しくはDVDの特典映像「NACS CAMERA2009」を参照のこと。
大泉洋は今回、2008年に行った「N43°」にて、他のメンバーから脚本を書くことを打診され、快諾した。しかしいざ手をつけてみると筆が進まず、越年しても台本が一行も出来上がらないという事態が発生。もう一度メンバーと話し合いを行い、作っては練習を繰り返し、公演間近でやっと台本完成に至った。その際の苦悩が、当時NACSを取材していたTBSの情熱大陸(2009年3月8日)にて放送された。
スプリング、ハズ、カムというタイトルのはずだったが、大泉洋が脚本を務めた事に起因するように、公演期間の半分以上は雨。春らしい晴れわたった日はほとんど無く、札幌公演に至っては雪が降るという事態になり、毎公演カーテンコールで謝っていたという。またDVDの特典映像を撮る時になっても、札幌は平均気温7℃でとても春らしくなく、花見をしに行ったが桜は開花していないというぐだぐだぶりだった。
DVDのジャケットやパンフレットなどの写真は、神奈川県三浦市にて撮影された。ちなみにその日も雨交じりの撮影となり、リーダーの森崎博之は「さすがだなあ」と言葉を残している。
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