佐野圭子とは、2010年に放送されたけいおん2期に登場したモブキャラである。主人公たちの3年2組のクラスメイト。CVは平野妹。
概要
18話の学園祭演劇の稽古の際、「おのれモンタギュー、そこになおれ~」との台詞に対し、クラスメイトから「それじゃ時代劇だよ」と突っ込まれた。
ちなみに寄せ書きで彼女が寄せた文面は下記の通り。
さわ子先生 、1年間本当に楽しかったよ!
ありがとう!! このクラスで過ごした時間
は一生の宝物です ♢♢ また遊びに来るネ!
佐野圭子
運命に翻弄されたモブキャラ
京都アニメーションが制作した「けいおん」の2期は、クラスメイトの氏名や設定・作画も作りこまれ、モブキャラの完成度まで精緻であるとして高い評価を得た。しかしその京アニを以てしても、シリーズ中で細かな設定ミスが発生することは止むなきことで、例えばクラス名簿発表時に近田春子が抜けていたり、22話の野島ちかの字幕が「藤井」となっていた り、最終24話の寄せ書きの中島信代が「中嶋」となっていたりと、細かなミスは多々存在した。このような設定揺れは「モブキャラ」が「モブキャラ」に過ぎない以上、ある程度はやむを得ないことなのかもしれない。
しかしながら、この佐野圭子については、シリーズ中において設定が二転三転し、設定ミスというモブに不可避な宿命に最も翻弄されたキャラであると言えるだろう。
18話の学園祭演劇の稽古の際の氏名は、CVを担当する平野妹が自身のブログにおいて「鈴木慶子の役を演じる」と姓名を明かしていたことから、鈴木慶子と見られていた(のちに公表された山田監督の絵コンテにも「すずき慶子」と書かれている)。
しかしながら、次の19話では字幕で名前が圭子と表示され、早くも設定揺れが発生。この時点では鈴木圭子である可能性が提示されることとなり、長らくどちらが本当の氏名か不明なままであった。
しかし彼女の漂流の運命はこれで終わらなかった。最終話のさわ子への寄せ書きには佐野圭子と書かれてあり、鈴木という名前はどこにも見当たらない。他に該当する名前も見当たらないことから、鈴木ではなく佐野であったという見方が強まり、最終的にはBD特典のクラスメイト紹介カードから、佐野圭子で名前が確定した。
だが、のちに発表された岡田春菜のクラスメイト紹介カードでまた「鈴木圭子」と書かれてしまっていたりと未だにあやふやである。
このように設定が変遷した理由は公開されていないが、ファンの間では鈴木純と飯田慶子の2人と名前が被っていたから、後発の圭子は変更せざるを得なかったというのが通説である。名前の由来はムーンライダーズの鈴木慶一やフラワーカンパニーズの鈴木圭介という説がある。岡田春菜と仲がいいという設定から前者が有力視されているが、確たる証拠はない。
関連動画
関連項目
- けいおん!モブキャラ
- 木下しずか - 幼なじみ
- 岡田春菜 - 仲良し
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