全米が炊けたとは、米が全て炊き上がったということである。
概要
不十分な炊飯方法では全ての米を美味しく炊き上げることはできない。
米を釜に入れずに釜に火をかけたり、途中で火が消えてしまったり、
火をかけても加熱をし過ぎて「おこげ」だらけにしてしまうなど、
それでは全ての米を美味しく炊き上げることはできない。
炊飯方法
ここでは炊飯器を使わず、鍋や飯ごうを使った美味しい米の炊き方の例を記述する。
1. 米を計量する。
米1合は180ml分である。すなわち米の計量は以下の計算式で行う。
2. 洗米する。
まずは米を水にサッと通して、その水は捨てる。
これは最初の水によって米がそれ自体のヌカ臭さを吸収してしまうため、それを防ぐのである。
そして再び水を適量加え、手の平のやや手首寄り(掌底付近)で米を押すように洗米する。
この時、あまり強く押すと米が割れるので、割らないように加減をする。
白く濁った水は捨て、洗米しても水がだいたい透明になるまで繰り返す。
3. 水を計量して入れる。
洗米後はザルを使って水を捨て、炊飯の為の水を入れる。
水の量は米の量の約1.2倍~1.5倍とされる。(好みによる)
よって水の分量は以下の計算式によって算出される。
4. 浸水させる。
米をしばらく水に浸けておくことで、美味しく炊き上げることができる。
時間は夏場で30分ほど、冬場で1~2時間ほど浸ける。
5. 炊飯する。
ここから火を使って炊飯を開始する。
5-1. 鍋(飯ごう)に蓋をし、グツグツと沸騰するまで強火で加熱する。
5-2. 沸騰したら中火にする。
5-3. グツグツと音がしなくなったら(中の水がなくなったら)、弱火にする。
5-4. 余分な水分が無くなったら火を止め、10分ほど蓋をしたまま蒸らす。
(この際、短時間であれば蓋を取ったり、味見をしても構わない)
5-5. 完成。
補足
上記に示した手順はほんの一例であり、他にも炊飯方法はある。結局は美味しけりゃ(・∀・)イイ!
米全体がまんべんなく火が通り、個々人の好みに合った美味しい米が炊けていれば良いのである。
例えば米を美味しく炊く秘訣として「初めチョロチョロ、中パッパ、赤子泣いても蓋取るな」
という言葉があるが、実際のところはこの通りに作らなくても美味しく米を炊くことは可能である。
また逆に、上記に示した通りに作っても美味しく出来ない可能性もある。
炊飯器以外での炊飯は器具や火力、更には高度などの環境によって差異が生じやすいので、
適宜調整したり、味見をすることが好ましい。
例えば標高の高い山で炊飯を行った場合、普段より低温で水が沸騰するためよく煮えず、
生煮えの米ができることがある。この場合は重しなどによって圧力を掛けるなどの調整が必要となる。
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