罠とは、何かを捕らえるための仕掛け、計略である(本項で解説)。
- 英語では「トラップ(trap)」と呼ばれるが、日本ではどちらも使われている。
- 陥りやすい、やってしまいがちなミスおよびその原因の比喩として用いられる場合もある。
- 釣り餌のように相手の喜ぶメリット、報酬などで誘因する場合もある。
作品名としての罠
- 罠 - THE BACK HORNの楽曲。音楽ゲーム「Guitar Freaks & DrumMania」に提供で収録されている。
- 罠 - シドの楽曲。後述する。
- 罠 - 音楽ゲーム「beatmania IIDX 13 DistorteD」の曲、アーティストはgood-cool。この曲は作曲も歌唱も彼。
罠(仕掛け)
罠とは、仕掛けられた側が知らず知らずの内に被害を受けることを目的し、仕掛ける側が何らかの手段を講じる、講じた手段そのものを指す。また計略・謀略も含める。
設置者が居なくとも開けたり踏んだりワイヤーに引っかかる…といった一定の事象を引き金として自動で作動するものを指しやすいが、あらかじめ仕掛けてた物品を遠隔で作動させたり紐を引っ張って作動させる罠もある。
民間においては相手を驚かせるドッキリや動物や害虫の捕獲・撃退・殺傷などに用いられるが、戦場など人間を重傷ないし死亡させる凶悪な罠は「ブービートラップ」とも呼ばれる場合もある。(項目参照)
防犯用・検知用の音響トラップもある。(鳴子・束ねて吊るした空き缶・ドアベル・アラームなど)
映画「ホームアローン」シリーズにおいては侵入者の迎撃に用いられる。
日本における狩猟罠
現在の日本では罠を使った狩猟(罠猟)には免許が必要で、狩猟期間があるなど一年中仕掛け放題という訳ではない。(対象動物や都道府県によっても異なる)猟銃よりもハードルは低いが、匂いや不自然さで見抜かれ回避されるなど、動物側も意外と賢い点に注意。(→狩猟)
罠の歴史
罠の歴史は古く、文明が発祥する以前には既に狩猟に利用されていたといわれてる罠。
近代以降も、戦争、農業、害虫駆除などの分野で使われておりその多様性は計り知れない罠。
罠(謀略)
相手を騙したり陥れるための謀略の比喩として用いられる場合もよくある。
敵の意図せぬタイミングで襲い掛かる奇襲、待ち伏せ攻撃も一種の罠。
罠(対策)
現実において、悪意を持った相手は「あなたは罠にはまっていますよ」「この先に罠がありますよ」なんて親切に伝えてくれないため注意が必要である。詐欺・犯罪などが良い例。
- 違和感のある状態・不自然な痕跡があれば注意する。
- 妙に順調な場合、都合よく進みすぎている場合には注意する。
- 分からないものはよく調べる、検索する、相談するなど。
- あるものを無い/無いものをあると見せかけるなど存在情報を偽装する場合もある。
- これが普通だと思っていたら既に術中にいる場合もあるため、現状を疑ってみるのも有効。
罠(シド)
アルバム「play」に収録。
罠(THE BACK HORN)
2007年11月14日発売のTHE BACK HORN 16枚目のシングル。TVアニメ「機動戦士ガンダム00」のエンディングテーマ。
歌:THE BACK HORN / 作詞:菅波栄純 / 作曲・編曲:THE BACK HORN
関連動画
漢字として
- Unicode
- U+7F60
- JIS X 0213
- 1-70-11
- 部首
- 罒部
- 画数
- 10画
- 意味
- 獣をとらえる網、釣り糸。日本語では、わな。
- 〔説文解字・巻七〕に「釣るなり」とある。〔段注〕には緍・罠は古今の字とある。〔広韻〕に「彘の網なり」とある。
- 字形
- 形声。声符は民。
- 音訓
- 音読みはビン(漢音)、訓読みは、わな。
- 規格・区分
- 常用漢字でも人名用漢字でもない。JIS X 0213第二水準。
異体字
関連項目
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