大村車両管理室とは、長崎県大村市にあるJR九州・西九州新幹線の車両基地である。
概要
西九州新幹線が武雄温泉駅〜長崎駅間で暫定開業するにあたって新大村駅近くに建設された車両基地である。建設当時は「大村車両基地」と呼ばれていたが、2022年6月14日に現業機関の名称が「大村車両管理室」となることが発表され、同年6月20日に開設されることになった。
通常検査は可能な設備となっているが、台車検査や機器の検査といった全般検査の一部については熊本総合車両所に輸送された上で検査される。
開業時はN700S・6両編成が4本配置される予定であるため、新幹線の車両基地としては小規模であるが、8両編成対応への拡張は可能なようになっている。
スーパー特急ならびにフリーゲージトレインでの運行が計画されていた時点では保守基地として設置される予定であったが、計画見直しでフル規格の新幹線車両が運行されることになったため、車両基地として設置が決まったものである。
車両搬入については少し離れた川棚町の川棚港まで海路で運ばれた後、深夜の国道205号を経由して陸送されている。海上輸送中は玄界灘でJR九州高速船の高速船「QUEEN BEETLE」を使った海上見学ツアーも行われた。
なお、Y4編成は7月29日〜31日に唐津東港・佐世保港・長崎港で着岸公開してから、川棚港より搬入される予定であったが、台風の影響で29日の唐津東港を除いて着岸は中止になった。
車両基地開設にあたって、付近を通る大村線には「大村車両基地駅」が設置される。また、新幹線車両が見やすい公園が整備される予定。
関連動画
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関連項目
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