漢字として
- 意味
- 手をふるって指図する、手を動かす、(幑・徽と通じて旗)印、(運と通じて)運ぶ、(輝・燿と通じて)かがやくという意味がある。〔説文解字〕には「奮ふなり」とある。
- 字形
- 形声で声符は軍。軍には輝などキの音がある。揮はもともと軍を指揮する意味で、その後、指図する、手を動かすという意味で使われるようになった。
- 音訓
- 音読みはキ(漢音)、訓読みは、ふるう。
- 規格・区分
- 常用漢字であり、小学校6年で習う教育漢字である。1946年に当用漢字に採用され、1981年に常用漢字になった。JIS X 0213第一水準。
- 語彙
- 揮毫・揮発
異体字
- 㩣は、〔集韻〕に「或ひは作る」とある異体字。〔正字通〕は揮の本字としている。
- 𢰄は、〔正字通〕に「揮と同じ」とある異体字。
- 㫎は、〔玉篇〕に「亦た揮に作る」とある異体字。〔集韻〕には幑と同じとある。
- 𢯷は、〔康煕字典〕に引く〔同文挙要〕に「揮と同じ」とある異体字。〔集韻〕には「逆追なり」とある。
- 𨍂は、〔捜真玉鏡〕にある異体字。
- 𢱳は、〔古文奇字〕に「古の揮字」とある異体字。声符は𠣦で、𠣦は暉と同じとある。
- 撝は、〔康煕字典〕に引く〔九経字〕に「通じて揮と作す」とある。
- 簡体字は挥。
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