「死中に活を求める」とは、ことわざの一つである。
概要
「死中」は字のごとく「目の前に迫った死」を表し、「活」は「生きること」を表す。
ほぼ死ぬのがわかっている状況においても生きる道をなんとか見つけようとするもののたとえ。
転じて、危険、もしくは失敗の確率が非常に高い状態であってもその方法を実行し現状を打開するというという時にも使われる。
無事生き延びれば、「九死に一生を得る」といわれ、失敗すれば「身を捨ててこそ浮かぶ瀬もあれ」と美化される。
古くは中国の歴史書『後漢書』に「男兒當死中求生」(男児たるもの、死中に生を求めるべきだ)というなんかカッコイイ台詞が登場しており、その後にも様々な中国の書籍に「死中求生」または「死中求活」という言葉が登場してきた。
これら「死中求生」や「死中求活」といった四字熟語は日本にも伝来しており、四字熟語そのままよりも書き下し文で表現された「死中に活を求める」という「ことわざ」の形に変化した方がよく知られるようになったようだ。
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記事作成乙です。由来に関して少し追記しました。「関連項目」に「故事成語」「シチューにカツを求める」を追加しました。