渋とは、以下のことを表す。
漢字として
- 意味
- とどこおる、なめらかではない、味がしぶい、うまく話せない、という意味がある。日本語では、柿のしぶ、しぶみ、派手さは無いが趣がある、という意味がある。
- 旧字体は澁。繁体字は澀。
- 〔説文解字〕や〔広韻〕の本字は歰で、〔説文・巻二〕には「滑らかならざるなり」とある。〔方言〕に「𧬯、極、吃なり。楚語なり。或ひは之れ軋と謂ひ、或ひは之れ歰と謂ふ」とある。
- 字形
- 歰は、止+止と逆向きの止+止を合わせた会意。両足が向かい合い、進みづらいという字。〔説文〕に「四つの止に从ふ」とある。
- 澀は、歰声の形声。澁は歮に従っているが、歮も歰の異体字。
- 音訓
- 音読みはシュウ(漢音、呉音)、ジュウ(慣用音)、訓読みは、しぶ、しぶる、しぶい。
- 規格・区分
- 渋は常用漢字である。1946年に当用漢字に採用され、1981年に常用漢字になった。JIS X 0213第一水準。
- 語彙
- 渋滞・渋面
異体字
澁
- Unicode
- U+6F81
- JIS X 0213
- 1-63-7
- 部首
- 氵部
- 画数
- 15画
澀
- Unicode
- U+6F80
- JIS X 0213
- 1-63-8
- 部首
- 氵部
- 画数
- 17画
- 澁は、旧字体で人名用漢字である。〔玉篇〕に澀の俗字とある。2004年に人名漢字に格上げされた。常用漢字表に参考字体として載っている。JIS X 0213第二水準。
- 歰は、〔説文〕の本字。歰を声符とする漢字に𢕬、譅などがある。またショウと読み翣と通じて、棺の羽飾りという意味がある。
- 澀は、〔干禄字書〕や〔竜龕手鑑〕などが本字とする字。繁体字。JIS X 0213第二水準。
- 𣥒は、〔六書正訛〕が歰の本字とする字。「兩足、相ひ距てて行かざるなり。両止の上下に从ふ」とある。〔正字通〕も歰の本字としている。
- 歮は、〔字彙補〕に「澀と同じ」とある異体字。JIS X 0212補助漢字。
- 𣴻は、〔康煕字典〕に「澀と同じ」とある異体字。
- 㴔は、〔竜龕手鑑〕にある俗字。また潝の異体と同形。
- 𣹣は、〔正字通〕に「俗の澀字」とある異体字。
- 𣾫は、〔干禄字書〕にある俗字。
- 𣿠は、〔字彙補〕に「澀と同じ」とある異体字。
- 𤁍は、〔竜龕手鑑〕にある俗字。〔字彙補〕には「音澀」とある。
- 瀒は、〔字彙〕に「澀と同じ」とある異体字。
- 𡉔は、〔漢語大字典・異体字表〕にある異体字。
- 簡体字は涩。
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