温とは、温かいという意味の漢字である。以下のことを表す。
人名
- 温恢(? - ?) - 後漢末から三国時代にかけての魏の武将、政治家。蒼天航路ではだんだん背が縮む一方で顔が巨大化していくという、まるでホビットのごとき描写で存在感が有り余っていた。
- 温家宝(1942年 - ) - 中国の第6代国務院総理
名前
- 渡辺温(おん、1902年 - 1930年) - 日本の推理作家
- 河原温(おん、1933年 - ) - 日本のコンセプチュアル・アーティスト
- 北川原温(あつし、1951年 - ) - 日本の建築家
- 閻温(? - 212年) - 後漢末の政治家
- 張温(193年 - 230年) - 三国時代孫呉の武将、政治家
- 吉温(? - 755年) - 唐の官僚
地名
漢字として
溫
- Unicode
- U+6EAB
- JIS X 0213
- 1-86-92
- 部首
- 氵部
- 画数
- 13画
- 意味
- 旧字体は溫。温は俗体。
- 温かい、温和、温もり、温度、復習、(薀、醖と通じて)包む、溜める、という意味がある。
- 〔説文解字・巻十一(段注本)〕には川の名前として紹介されていて「水なり。犍爲・符を出でて、南して、黔水に入る」とある。
- 字形
- 形声で声符は𥁕。𥁕は、皿の上に温まった器が載っているところの象形で、溫の初文。
- 音訓
- 音読みはオン、ウン、訓読みは、あたたかい、ぬくもり、ぬくい。名のりに、あつ・あつし・いろ・おつ・すなお・ただす・なが・ならう・のどか・はる・まさ・みつ・やす・ゆたか・よし、などがある。
- 規格・区分
- 常用漢字で、小学校3年で習う教育漢字である。温はJIS X 0213第1水準。
- 声符
- 温を声符とする漢字には、蕰などがある。
- 語彙
- 温厚・温故知新・温床・温情・温水・温泉・温存・温度・温帯・温暖・温風・温良・温和
異体字
関連項目
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