特定短時間勤務有期雇用教職員(part-time project faculty)とは、東京大学の雇用の種別の一つである。
概要
となる。なお、これは東京大学独自の制度であり、全国の特任教授等が必ずしも特定短時間勤務有期雇用教職員であるわけではない。
東京大学には「特定有期雇用教職員」と「短時間勤務有期雇用教職員」というものもある(参考
)が、特定短時間勤務有期雇用教職員は、ホームページ上での分類によると、これらとは独立している。
就業規則によると、以下の役職を特定短時間勤務有期雇用教職員として雇用できるとされている。
第2条 この規程により雇用することができる特定短時間勤務有期雇用教職員は、次の各号に掲げるもの(特定有期雇用教職員に該当するものを除く。以下同じ。)とする。
(1) 特任教授、特任准教授、特任講師及び特任助教(以下「特任教員」という。)
(2) 特任研究員
(3) 学術支援専門職員
(4) 学術支援職員
(5) 特任専門員
(6) 特任専門職員
(7) その他別に定める者
あくまでこれ自体は雇用形態を中心に表す言葉なので、仕事内容は人によって異なってくる。例えば、2018年に大学院医学系研究科精神保健学分野で募集された特定短時間勤務有期雇用職員は「秘書業務一般、研究費管理」を週1日のみの勤務で行う仕事であった(参考
)。また、環境安全研究センターで2019年に特定短時間勤務有期雇用職員として募集された「学術支援専門職員」は、化学的有害廃棄物の開封・分析・管理業務を行う役職であり、危険物取扱者の資格が必要である(参考
)。他の特定短時間勤務有期雇用教職員の募集の例についてはこちら
で見られる。
「特定短時間勤務有期雇用教職員(学術支援専門職員)」という形で、右に括弧をつけ、その中に具体的な役職名を表記する、という形で書くこともある。
なお、採用条件・雇用条件以外でこの言葉が話題になることは少ない。しかし、大学の謝罪文で該当者の役職を示す際にこの言葉が使われることがある(参考
)。
特定短時間勤務有期雇用教職員は多くおり、苦労して働いている人もいるので、この言葉は蔑称として使うべきではない。
関連リンク
関連項目
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