現代・サンタフェとは、韓国の自動車メーカーである現代自動車が2000年から生産、販売しているSUV型の乗用車である。
概要
韓国初のクロスオーバーSUVとして2000年に発売。
歴代モデルはいずれもソナタのプラットフォームをベースに開発されており、初代発売時は「フュージョンカー」のキャッチコピーが使用されていた。
歴史
初代(SM、2000年6月~2005年11月)
EFソナタのプラットフォームをベースに開発されているため、韓国初のクロスオーバーSUVであった。
エンジンはV6 2700cc LPGエンジンのみの設定、発売当初は2WD車のみの設定だった。
定員は5人乗りのほかに7人乗りモデルも設定されていたが、サードシートはエマージェンシーシート扱いで大人が座れる代物ではなかった。
2000年11月にはトラジェXGに搭載されていた2000cc HTIディーゼルとV6 2700cc ガソリンエンジンを追加、駆動方式に4WDも追加された。
このディーゼルモデルでは上置きのインタークーラーが装着されるためボンネットにエアインテークダクトが装着された。
2002年2月5日には可変ターボを搭載した2000cc VGTディーゼルを追加。
2003年3月11日にはディーゼル車に装着されていたボンネットのエアーインテークダクトが廃止された。
2004年にはフェイスリフトを実施。
リアコンビランプ、フロントグリルのデザインが変更されたほか、モノトーンボディカラーに専用装備を装着した「スタイルパック」が設定された。
2005年11月には生産を終了、2代目のCM型が発売された。
2代目(CM)
ニューサンタフェ(2005年11月~2009年7月)
NFソナタのプラットフォームをベースに開発されている。
ボディサイズは先代に比べて一回り大きくなり、サードシートも他の座席と同じく前向きに変更されている。
エンジンは2200cc VGTディーゼルのみの設定となり、駆動方式は2WD/電子式4WDの2種が設定された。
2007年3月5日には一部改良を実施。
2200ccディーゼルの性能を向上、名称を「サンタフェS」に変更した。
2007年6月14日には2000cc VGTディーゼルエンジンを追加した。
2007年12月3日には一部改良を実施、「サンタフェ・ザ・ラックス(SantaFe The Luxe)」に名称が変更された。
この改良によりLEDドアミラーウィンカーなどを追加、オプションとしてLUXEエディションカラーパッケージ(アルカンターラシート、本革/ウッドコンビステアリング、メタル調センターパネル等)が追加された。
サンタフェ ザ・スタイル(2009年7月~2012年4月)
エンジンを起亜・ソレントの第2世代モデルと同じ2000cc R-VGTディーゼル/2200cc R-VGTディーゼルに変更、トランスミッションも6速オートマチックにアップグレードされた。
2009年9月1日には2400ccガソリンエンジンを、同年10月1日にはV6 2700cc LPGエンジンを追加した。
3代目(DM)
サンタフェ(2012年4月~2015年6月)
北米ではロングホイールベースモデルが販売されていたが、韓国国内では「現代・マックスクルーズ」の名称で別車種として販売されていた。
エンジンは先代の後期モデルと同じく2000cc R-VGTディーゼル/2200cc R-VGTディーゼルを設定、LPGとガソリンは廃止された。
サンタフェ ザ・プライム(2015年6月~2018年2月)
デザインが変更されたほか、ディーゼルエンジンがユーロVI基準に対応した。
2016年には2017年っモデルを発売、販売台数100万台突破を記念した「1ミリオン」トリムを追加した。
2017年3月にはガソリンエンジンの2000cc T-GDIを追加した。
2018年には生産を終了。
4代目(TM)
サンタフェ(2018年2月~現在)
エンジンは2000cc R-VGT/2200cc R-VGT/2000cc T-GDIの3種を設定、8速オートマチックが組み合わせられる。
日本での販売
日本では2001年のヒュンダイモータージャパン設立のローンチモデルとして導入された。
パワートレインはガソリンエンジンの直4 2400cc+2WD/V6 2700cc+4WDの2種で、それぞれ4速オートマチックのみの設定であった。
2004年には「JM」の名称で初代ツーソンが発売されると同時に販売を終了した。
関連項目
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