羊と鋼の森とは、宮下奈都による小説及び、それを原作とした映画作品である。
概要
『別册文藝春秋』にて2013年11月号から2015年3月号まで連載され、2015年9月に単行本が刊行された。文庫は2018年2月に発売された。
北海道出身の高校生外村(とむら)は、ある日ピアノの調律師の板鳥宗一郎と出会い、
その仕事ぶりに感動して調律師の道を目指すことを決意する。
生まれて初めて北海道を出て、本州にある専門学校で2年間勉強した後、
また北海道に戻って板鳥のいる江藤楽器という楽器店に就職する。
板鳥や先輩調律師・柳など多くの人に支えられて、外村は調律師としても人としてもたくましく成長していく。
その美しい文章は多くの人を魅了し、第154回直木賞の候補作となり、2016年には第13回本屋大賞で大賞を受賞した。
映画化
2018年6月8日に公開された。監督を橋本光二郎、脚本を金子ありさが手掛ける。
新米調律師の主人公・外村直樹を山﨑賢人、戸村が憧れた調律師・板鳥宗一郎を三浦友和、
先輩調律師・柳を鈴木亮平、ピアニストの高校生姉妹・和音(姉)と由仁(妹)を
実の姉妹である上白石萌音、上白石萌歌が演じ、
光石研、吉行和子、堀内敬子、仲里依紗、城田優といった豪華キャストも出演している。
また、久石譲が作曲し、辻井伸行がピアノ演奏を担当したエンディングテーマ「The Dream of the Lambs」も必聴である。
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