艶とは、以下のことを表す。
- 艶(つや) - 光沢のこと
人名
漢字として
- 意味
- 旧字は艷。
- 美しい、セクシー、官能的な、色恋の、男女の関係の、豊満で色気のある、女性の顔色の美しい、つややか、光沢のある、うらやむ、ほしいままにする、楚の地方の歌、という意味がある。
- 〔説文解字〕には豔が載っていて、〔説文・巻五〕に「好にして長(たけたか)し」とある。また〔春秋左氏伝・文公十六年〕から「公子鮑、美にして豔なり」(美男で色男という意味)を引用する。〔方言〕には美を「宋衛晉鄭の間、豔と曰ふ」とある。
- 艶・艷は 豔の俗字。〔玉篇〕に「俗の豔字なり」とある。
- 字形
- 盍声の形声説、盇+豐の会意説がある。
- 音訓
- 音読みは、エン(漢音)、訓読みは、つや、つややか、あでやか、なまめかしい。
- 規格・区分
- 艶は常用漢字である。JIS X 0213第一水準。
- 艶は1951年に人名用漢字に採用され、2010年に常用漢字となった。
- 声符
- 艶・豔を声符とする漢字には、灩(灧)などがある。
- 語彙
- 艶艶・艶歌・艶姫・艶言・艶姿・艶書・艶女・艶笑・艶称・艶情・艶色・艶羨・艶然・艶態・艶発・艶美・艶福・艶舞・艶聞・艶名・艶冶・艶容・艶陽・艶麗
異体字
- 艷は旧字体で常用漢字表に参考字体として載っている。JIS X 0213第二水準。
- 豔は、〔説文解字〕や〔玉篇〕などの本字。JIS X 0213第四水準。JIS X 0212補助漢字。
- 豓は、〔康煕字典〕などの本字。JIS X 0212補助漢字。
- 𡤸は、〔漢語大辞典・異体字表〕にある異体字。
- 𦫢は、〔龍龕〕に艷と同じとある字。
- 𧰟は、〔漢語大辞典・異体字表〕にある異体字。
- 簡体字は艳。
関連項目
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