阿とは、サンスクリットの一番目の文字a, āの音写である。また以下のことを表す。
漢字として
阿
- Unicode
- U+963F
- JIS X 0213
- 1-16-4
- 部首
- ⻖部
- 画数
- 8画
- 意味
- 山や川の入り組んだところ、高い丘、棟、ひさし、おもねる、寄りかかる、薄い絹織物、柔らかい(猗と通じる)、という意味がある。また名前につけて親しみを表す接頭辞(呉下の阿蒙、阿Q正伝)に使い、啊と通じて、驚きなどを表す文末の助字として使う。
- 〔説文解字・巻十四〕には「大陵なり。一に曰く曲𨸏なり」とある。〔爾雅・釈丘〕に「偏高阿丘」とある。
- 字形
- 形声で声符は可。
- 音訓
- 音読みは、ア(漢音、呉音)、訓読みは、くま、おもねる、お。
- 規格・区分
- 人名用漢字である。JIS X 0213第一水準。1976年に人名用漢字に採用された。
- 声符
- 阿を声符とする漢字には、娿、屙、痾、𨵌などがある。
- 語彙
- 阿阿・阿意・阿吽・阿翁・阿下・阿伽・阿閣・阿耆尼・阿丘・阿嬌・阿兄・阿公・阿好・阿衡・阿含経・阿姉・阿字・阿字本不生・阿闍世・阿闍梨・阿戎・阿従・阿修羅・阿順・阿女・阿娘・阿世・阿僧祇・阿弟・阿斗・阿堵・阿党・阿那・阿婆・阿媚・阿鼻叫喚・阿父・阿阜・阿附迎合・阿片・阿母・阿呆・阿呆陀羅経・阿妹・阿弥陀・阿蒙・阿諛・阿羅漢・阿頼耶識・阿蘭陀
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