降とは、降ろす、降りるといった意味の漢字である。
漢字として
降
- Unicode
- U+964D
- JIS X 0213
- 1-25-63
- 部首
- ⻖部
- 画数
- 8画
- 意味
- 2系統の意味がある。
- 〔説文解字・巻十四〕には「下すなり」とある。〔爾雅・釈詁〕に「降、落なり」とある。
- 字形
- 形声で声符は夅。𨸏(阝)+夅の会意説もある。夅は、夂と𡕒を組み合わせた字で、降の初文。白川静は𨸏(阝)を梯子の象形として、降は神霊が降下する、神意が降る意味の字であるとする。甲骨文、金文でよく使われ、上帝(神)が禍福を降す、というような文が多くある。
- 音訓
- 音読みは意味によって異なる。1.の場合、コウ(漢音、呉音)、2.の場合、コウ(漢音)、ゴウ(呉音)。訓読みは、おりる、おろす、ふる、くだす、くだる。
- 規格・区分
- 常用漢字であり、小学校6年で習う教育漢字である。JIS X 0213第一水準。1946年に当用漢字に採用され、1981年に常用漢字になった。
- 声符
- 降を声符とする漢字に、𨼇(隆)などがある。
- 語彙
- 降意・降雨・降下・降嫁・降格・降鑒・降級・降参・降水・降雪・降誕・降壇・降伏・降服・降魔・降龍・降臨
異体字
- 𡲣は、〔集韻〕や〔五音篇海〕にある異体字。
- 𡲛は、〔集韻〕にある異体字。𡲣が変じたものだという。
- 𨹓は、〔字彙補〕にある俗字。
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