「鮑腸(ほうちょう)」とは、大分県大分市戸次地区に伝わる噛み切れない程ながーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーい麺が特徴のうどん系郷土料理である。
概要
小麦粉に塩と水を少しずつ加えながら耳たぶぐらいの硬さになるまでよくこね、できた生地を寝かせた後に棒状に伸ばし、さらに手で適当な大きさにちぎったものを両手でもみながら2メートルぐらいまで伸ばした麺を使った料理である。コシが強く非常に長い麺の為、途中で切ってつゆに浸して食べる。
由来は諸説あり、戦国大名「大友宗麟」が大好きなアワビを手に入れられなかった時に家臣が小麦粉でアワビの腸に見立てて作ったもの説や、大友宗麟が客人をもてなした際に材料が足りなくて小麦粉で似せて作った「ほうてる汁」が「庖丁汁」と呼ばれるようになった説などがある。
特徴
うどん系の材料を使うが、できた生地を包丁で切らず手でひとつずつ伸ばすのがうどんやきしめんと異なる点である。「ほうちょう」って名前なのに。
また、「鮑(あわび)の腸」と書いて「ほうちょう」と読む料理だが、材料にアワビは使わない。
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