鶯とは、ウグイスという意味の漢字である。また以下のことを表す。
漢字として
鶯
- Unicode
- U+9DAF
- JIS X 0213
- 1-82-84
- 部首
- 鳥部
- 画数
- 21画
鴬
- Unicode
- U+9D2C
- JIS X 0213
- 1-18-9
- 部首
- 鳥部
- 画数
- 16画
- 意味
- ウグイス、コウライウグイス、鳥の羽が美しい、鳥の羽に文様がある。
- 〔説文解字・巻四〕に「鳥なり」とあり、〔詩経・小雅〕から「鶯たる其の羽有り」を引用する。古くにウグイス・コウライウグイスの意で使われている例がなく、鳥の羽の美しいさまの意味のほうが古い。
- 字形
- 形声。声符は諸説あり、熒の省略説(段注本)、榮の省略説(大徐本)、𤇾説などがある。
- 音訓
- 音読みはオウ(漢音)、訓読みは、うぐいす。
- 規格・区分
- 常用漢字でも人名用漢字でもない。印刷標準体。JIS X 0213第二水準。
- 1983年に制定されたJIS X 0208:83において、18-09(鴬)と82-84(鶯)の区点の入れ替えが行われた。
- 語彙
- 鶯衣・鶯語・鶯谷・鶯梭・鶯舌
異体字
- 鴬は、拡張新字体。JIS X 0213第一水準。
- 鸎は、〔集韻〕に「或ひは鶯と作(な)す」とある異体字。〔康煕字典〕に嚶嚶と鳴くのでその名となった説、また鸎の頭頂に文様があり、それゆえ賏に従うという説を紹介している。賏は頭頂の飾りという意味の字。JIS X 0212補助漢字。
- 鷪は、〔竜龕手鑑〕に「俗」、〔康煕字典〕に〔篇海〕を引いて「鶯字の譌」とある異体字。
- 簡体字は莺。
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