153系単語

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153系とは、日本国有鉄道が開発した急行形電車である。

概要

1958年に誕生、登場時は91系を名乗ってたが1年後に称号変更により153系へと変わった。

車内は80系を近代化した感じに、主電動機は先に出来てた101系、空気バネ台車は151系を元に製造された。

運用開始時に準急「東海」に使用されたため東海型とも呼ばれる。この正面貫通型スタイル(途中から高運転台に変わる)は今後製造される急行型、近郊型にも受け継ぐことになる。

当初は準急型として製造されたが設備が急行型と同等であったため、急行としても使用されたり、急行型電車と呼ばれるようになる。

東海道本線の東京～大垣間の準急「東海」及び名古屋～大阪間準急「比叡」で始まり、山陽本線にも投入され準急、急行にも活躍した。

セノハチ区間では補機のお世話にもなったが、151系の場合はそのまま補機（EF61）へ連結することが出来たが、153系の場合は連結器が異なるため、補機との間を挟む感じでオヤ35という客車に連結してセノハチを越えていた。

151系が東海道本線特急運用に入っていた当時は大阪地区（宮原）に予備車がなかったことから、事故や点検の時は代わりに宮原所属の153系が151系運用に入ることもあった。このため、「こだま」からもじって「替えだま」と呼ばれたりしたこともあったが、設備が151系と比べて見劣りしたため特急料金は通常の半額で運行していた。

1972年 3月の山陽新幹線岡山開業後は新快速に使われたり、当時最新型の185系との変わった混結編成もあった。
その後車両老朽化に伴い新快速運用は117系による置き換えが実施され宮原からは撤退。大垣所属車も117系により置き換えが行われた。下関所属車は115系に、田町所属車は185系に置き換えられ1982年に廃車、冷房装置の一部は115系に転用された。