CB1100とは、本田技研工業株式会社が開発・製造しているネイキッドタイプの大型自動二輪車である。
概要
CB1100は、2007年10月26日から17日間開催された「第40回東京モーターショー」で試作車両が参考出品された。
それから2年後の、2009年10月23日から13日間開催された「第41回東京モーターショー」で市販化予定車両として再度出品された。
そして、2010年2月26日の公式発表で、同年3月11日に発売すると公表した。
CB1100は、同社のフラッグシップ大型ネイキッドバイクである「CB1300SF」シリーズとは路線が違い、
低中速域で使いやすく、ゆったりと自然体で味わうように走ることを主眼としている。
エンジンはCB1300SFの腰下(クランクケース)を流用した空冷1140ccエンジンを搭載。
ハンドルもゆったりと自然体で乗れるアップハンドルを採用。
シート高も765mm(標準仕様)とリッタークラスの中では低めであり、ミドルクラス並みの足付きを実現している。
3つのモデル
2016年現在発売されているCB1100には3つのモデルがある。
- CB1100
いわゆる「ベースグレード」・「無印モデル」。
ホイールがアルミキャスト(アルミニウムの鋳物)製で、タイヤはチューブレス仕様。シートはシンプルな造形のダブルタイプ。マフラーが進行方向右側1本出し、メーターの針が黄色い、燃料タンク容量14L。 - CB1100ブラックスタイル
上記のモデルをベースに、エンジンや足回りを黒色塗装に変更したモデル。 - CB1100EX
トラディショナルスタイルとなったタイプ。
ホイールがアルミリムのワイヤースポークタイプとなり、タイヤもチューブ入り仕様。シートはクラシカルなワディングを施し、座り心地を考慮しベースモデルよりも2cm厚くなった。マフラーが左右2本出し、メーターの針が白い、燃料タンク容量17L。 - CB1100EX Eパッケージ
上記のモデルをベースに、グリップヒーターとETC車載器、ABSを標準搭載した受注生産特別仕様車。
スペック
無印 | EX | |
車両型式名 | EBL-SC65 | |
全長 | 2205mm | |
全幅 | 835mm | |
全高 | 1130mm | 1130mm ※Eパッケージのみ1145mm |
ホイールベース | 1490mm | |
最小回転半径 | 2.7m | |
最低地上高 | 125mm | 135mm |
シート高 | 765mm | 785mm |
車両重量 | 244kg (246kg) |
257kg (259kg) (Eパッケージ 260kg) |
エンジン型式名 | SC65E | |
総排気量 | 1140cc | |
ストローク数 | 4ストローク | |
気筒数 | 直列4気筒 | |
吸排気弁構造 | DOHC4バルブ | |
冷却方式 | 空冷 | |
内径×行程 | 73.5mm×67.2mm | |
圧縮比 | 9.5 | |
最高出力 | 88PS/7500rpm | 90PS/7500rpm |
最大トルク | 9.5kgf・m/5000rpm | 9.3kgf・m/5000rpm |
エンジン点火方式 | フルトランジスタ式・バッテリー点火 | |
エンジン始動方式 | セルフスターターのみ | |
エンジン潤滑方式 | 圧送飛沫併用式 | |
燃料タンク容量 | 14L | 17L |
燃料供給装置 | 電子制御燃料噴射装置(PGM-FI) | |
燃費 | 30km/L ※国交省届出 60km/h定地走行値 18.2km/L ※WMTCモード値 |
31km/L ※国交省届出 60km/h定地走行値 18.6km/L ※WMTCモード値 |
クラッチ | 湿式多板・コイルスプリング式 | |
トランスミッション | 常時噛合式6速MT | |
タイヤ | 前 110/80R18M/C 58V 後 140/70R18M/C 67V |
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ブレーキ | 前 油圧式ダブルディスク 後 油圧式ディスク |
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サスペンション | 前 正立テレスコピック式 後 スイングアーム式・ダブルショック |
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フレーム | ダブルクレードル式 | |
価格 | 無印 105万8400円 (無印ABS 110万9160円) ブラックスタイル 102万6000円 (ブラックスタイルABS 107万6760円) |
113万4000円 (ABS 118万4760円) (Eパッケージ 125万2800円) |
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関連項目
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