Euphoric Trance(ユーフォリックトランス)とは、トランスのジャンルである。
概要
Euphoric Tranceとは数年前まで世界的な定着はしていなかったもの、
ここ数年を経て、今やトランスの主流となったジャンルである。
明確な線引きはないが、トランス本来の要素を含んでいる曲を指す。
尚、近年ではUplifting Trance(アップリフティングトランス)という呼び方のほうが一般的である。
Progressive Tranceも同じジャンルとして扱われることが多い。
【主な特徴】
癒しや恍惚、哀愁系や感動系、壮大なメロディを彷彿とさせるような曲調が多い。
近年では“泣きのトランス”と表現される場合が多い。
その為、代表的なシンセリードの他に、ピアノやバイオリン等の音色や
トランスに多く使われるプラックと呼ばれる音色も多く使われている。
一般的な楽曲のBPMは136.0~140.0。
代表的なアーティストはAbove & Beyond等のanjunabeats系であったが
最近では、曲調的にもプログレッシブハウス寄りになっているので
2012年現在のアップリフティングトランスの代表的なアーティストは
Aly & Fila, Arctic Moon, Suncatcher, Daniel Kandi, Sean Tyas, Redstar, Paul Millerなど。
アップリフティングトランスというジャンルがどういった楽曲なのかを知りたい場合は
上記アーティストの楽曲が参考になると思うので是非とも探してもらいたい。
アップリフティングトランス・ユーフォリックトランスと同じようによく話題にあがるジャンルは、
Progressive Trance、Progressive Houseがある。
Youtube、Ustream、ニコニコ動画など動画ストリーミングサイトにおいての存在としては
ネットラジオのDJ MIXや国内サブカルチャー(国内アニメ)などを多用した一部の海外・国内AMVなどで
聴かれる機会が多くなっている。
楽曲の購入について
一般的な販売形式はいわゆる“デジタルリリース”というもので
その多くはBeatportやiTunes Store, Juno Download, amazon mp3等で見かける事が出来る。
その為、楽曲の購入にはクレジットカードによる決済が一般的である。
ArmadaやAnjunabeats等、大手レーベルからは一部CDリリースも行われているが
その多くはDJMIX・Radio Edit形式であったり、フルレングス版ではなかったりするので
楽曲をフルで聴きたいという場合には上記ネットストアから購入する必要がある。
買うかどうかはともかく、Beatport等では簡単に試聴も出来るので
興味を持たれた方は一度アクセスしてみるのもいいだろう。
「前奏長い」
ニコニコ動画上において、もはやトランス系動画の代名詞となった「単調」「イントロ長い」「前奏長い」
ひとつ忘れてはいけないのは“前奏含めトランス”なのである。
つまり、J-POPで例えると「前奏長い」とコメントしているときには既にAメロ、Bメロに突入しているのだ。
前奏(=ブレイクやビルドアップ等)が長いのは、クラブミュージックの特性といっても過言ではない。
退屈だ、前奏まだ、という逸る気持ちを抑え、一度じっくり聴いてみるのはいかがだろう。
その分いつもより、また別の目線で曲を聴くことができるかもしれない。
ためてためて・・・ためてからの、というその展開がいいのではないかと思う。
なんだか敷居が高い、と思う方にはRadio EditやMIX CDをオススメしたい。
ニコニコ生放送やUstream等ではDJ MIXを配信されているネットラジオDJの方々が数多くいるので
そちらのほうを視聴してみるのもひとつの手ではないだろうか。
関連動画
海外・国内AMVに使用されている例
ユーフォリック要素があるボーカロイド曲の例
その他、ニコニコ動画に投稿されたオリジナル・Remix作品
関連商品
関連コミュニティ
関連項目
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