i18nとは、internationalizationの略である。
概要
internationalizationがあまりにも長いのでこのように略されることがある。主に(オープンソース)ソフトウェアの多言語対応に関する文脈で用いられる。
最初の i と最後の n の間に18文字あることに由来する。
| 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | 13 | 14 | 15 | 16 | 17 | 18 | ||
| i | n | t | e | r | n | a | t | i | o | n | a | l | i | z | a | t | i | o | n |
| 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | ||
| l | o | c | a | l | i | z | a | t | i | o | n |
i18nで気を付けるべきこと
まず真っ先に出てくるのは、単数形と複数形の処理である。
- 日本語や韓国語、中国語などでは、単数形と複数形の区別がない
- 英語やドイツ語などでは、単数形と複数形の区別があり、単数形は1、複数形は0と2以上に用いる
- フランス語などでは、単数形と複数形の区別があり、単数形は0と1、複数形は2以上に用いる
- ロシア語では、かなり複雑で、最大で以下の4種類に分かれる
このあたりの取り扱いは複雑であるし、そもそも翻訳の管理がとてつもなく面倒である。このため、専用のライブラリ(gettextなど)を用いて、このあたりの管理を行うことがほとんどである。
- 翻訳可能な文字列を出力する箇所を用意する
- 翻訳可能な文字列を抽出し、翻訳テンプレートを作成する
- 翻訳テンプレートから、各言語の翻訳設定ファイルを作成する
- 翻訳設定ファイルをコンパイルし、翻訳ファイルを生成する
- ソフトウェアで、適切な翻訳ファイルを読み込むよう設定する(既製品ではそのあたりは対応済みである)
関連動画
関連項目
- 国際化
- 多言語対応
- 略語
- インターナショナル
- プログラミング関連用語の一覧
- 1
- 0pt

