Kinetic Typography(キネティック・タイポグラフィ)とは、映像による表現手法のひとつである。または、そのような表現が用いられた動画のジャンル名。モーショングラフィックス(Motion Graphics)の一手法。
ニコニコ動画のタグではシステム上、半角スペースが使用できないため「KineticTypography」という表記が用いられている。
概要
Kinetic(動的な) typography(活版印刷術)という名の通り、本来静止画の視覚表現であるタイポグラフィに動きの要素を加えた映像表現である。
JOYSOUNDのSHOW劇クリップや、よくMADの題材になっている代々木ゼミナールのCMを思い浮かべてもらえると分かりやすいかもしれない。投コメPVの一部もこれに属する。様々なデザインの フォントがとにかく動きまくる。記号としての文字が視覚的に過激になるさまは、見ていて独特の爽快感をもたらす。
ニコニコ動画では映像表現というとMADやMMD等の3DCG、手書きアニメなどが主流で、モーショングラフィックという映像ジャンルにはほとんど注目が集まっていない状況だったが、2009年に複数の秀逸なキネティック・タイポグラフィ作品が投稿され、注目を集めた。2011年現在はVOCALOID-PV等のミュージックPVにおいて「格好いい歌詞のみせかた」として使用されるなど、他の映像表現に複合要素として取り込まれていることが多い。
Youtubeで検索すると、映画のワンシーンのアレンジや短編映像など、様々な種類のものが作られているらしい。というか、欧米ではこのような表現手法は結構メジャーっぽい(映画のスタッフロールとか)。
なお、見ているだけだと作るのが簡単そうに見えるかもしれないが、実際にどうなのかは作ってみるとよくわかると思う。After Effectsの体験版やNiVEなどで試してみることをお勧めする。
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関連項目
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