KRONOSとは、
本項では2.について記載。
概要
元々KORGは2005年にOASYS
というシンセを出していた。
これはPC用のCPU(ウィキペディアではPentium 4とされている)と独自カスタマイズしたLinuxベースのOSによるPCアーキテクチャをベースにしたシンセであり、HDDを搭載している為新しい音源も後からソフトウェアで追加したり、OSをバージョンアップすることで新機能をも追加できるというモンスターマシンであったが、値段も相当なものだった(88鍵モデルで882000円)。
KRONOSはそのOASYSの能力をさらに強化しつつ低価格化を目指したものといえる。
名前の由来は、スペルは違うが時の神クロノス(Chronos)から。[1]
音源
- SGX-1(アコースティック・ピアノ、サンプルの容量は4GB以上)
- EP-1(エレクトリック・ピアノ)
- CX-3(トーンホイールオルガン)
- AL-1(アナログモデリング)
- MS-20EX(MS-20を移植)
- Polysix EX(Polysixを移植)
- MOD-7(VPMシンセシス音源、YAMAHA DX7の音色ファイル(*.SYX)を読み込むことができる)
- STR-1(物理モデル音源)
- HD-1(PCM音源)
が、付属拡張PCMライブラリーと共にSSDに保存されている。ミュージックワークステーションなのでシーケンサーとハードディスクレコーディング機能も装備。KARMA機能も装備している。専用の追加音源も発売されており、購入した音源をSSDに保存して使用できる。
後継機種
KRONOS X
2012年発売。PCM RAM容量を約2GB、SSD容量を約62GBに倍増させている。
KRONOS(新)
2014年11月発売。ネット通販サイト等では便宜的にKRONOS2と表記されている。
ハードウェアに関しては大きな変更はないようだが、ソフトウェアについてはピアノ音源にベルリン・グランドが加わりSGX-2になるなど細かいアップデートが色々追加されている。外見についてもサイドパネルが木製のものに変更、背面の一部がメッシュになっている。
数量限定で88鍵モデルのプラチナカラーモデルが2016年2月に発売された。[2]
KRONOS LS
関連動画
外部リンク・関連項目
- KRONOS X Music Workstation|KORG INC.
- KRONOS MUSIC WORKSTATION | Synthesizers / Keyboards | KORG
- BIG PRODUCTの系譜!! KORG KRONOS開発インタビュー 2012.10
- 目指すのは『LIVEと制作の垣根』をなくす事。楽器として、弾いて、楽しいKORG KRONOS X開発インタビュー!!
- KORG
脚注
- *BIG PRODUCTの系譜!! KORG KRONOS開発インタビュー 2012.10

- *http://www.korg.com/jp/products/synthesizers/kronos2_platinum/
- *http://www.korg.com/jp/products/synthesizers/kronos2_ls/
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