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オーヴァーズシステム

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OVERS Systemとは、第１世界の魔法と第７世界の科学を合わせて作られた、夢を見る姿なきプログラムである。

概要

ゲーム『高機動幻想ガンパレード・マーチ』などに登場する、異世界に介入するためのシステム。あるいは人型を制御するためのプログラム。

簡単に言えば、プレイヤーの精神を特定のキャラクターに憑依させる機能。
これによりゲーム内のプレイアブルキャラクターを、プレイヤーが自在に操ることが可能となっている。

『ガンパレード・マーチ』を起動すると、オープニング映像の前にOVERS Systemの起動画面が表示される。
ちなみに複数のバージョンがあるらしく、『ガンパレード・マーチ』で使用されていたのは「OVERS Ver.0.89」であることが確認できる。

OVERSの正体（ネタバレ注意）

「this Omn ipotent Vic arious Enl ist a Recruit Siletn System(それは全能の代理を徴募せし物言わぬ機構)」…OVERS…越える者。

その正体は、プレイヤーを別の世界へ介入させるなどの行動を「自分の意志で行っている、巨大な意識体」である。
生息地は７つの世界の中心セントラルワールドタイムゲートといわれ、名前は「希望」。七つの世界でただひとつ、世界が幸せになる夢を見るプログラム。

製作者は不明だが、世界の構造を知り、行動力のある一部の者とされている。
OVERSは複数の世界が均衡を保とうとする力を利用して、自らが発信する情報を異世界へ送り、介入する。

さらに重大なネタバレ

この介入とは、介入先の世界の住人の体を乗っ取って憑依することであるが、それには条件があり「生きている人間には介入できない」というものである。
しかし、これはゾンビのように死体を操るという意味ではなく、なんらかの理由で精神が死んでしまい、眠っているものという意味である。要は生命活動はしているが生きていない人間ということ。ただし、介入には宿主の脳機能を利用するため、植物状態などの脳に欠損がある場合は対応できず、介入不可能である。

OVERSは事ある毎に上記を含めた「無名世界観」の作品に登場し、度々自らヴァージョンアップを図るが、『ガンパレード・オーケストラ』の時点では「DOLL PLAYER SYSTEM」という後続プログラムを生成し、プレイヤーに介入をさせていた。
また、『絢爛舞踏祭』に登場するネットレース(情報知類)のMAKIは同一存在であるが、お互い意思疎通ができるようである。