SR400とは、ヤマハ発動機が製造しているオールドルックタイプのオートバイ(普通自動二輪車)である。当項目では同シリーズの"SR500","SR125"についても記述する。
400/500
SR400,500ともに1978年発売。実は500のほうが若干発売が早かった。エンジンは空冷単気筒SOHC2バルブで、同社のオフロードバイクであるXT500のものをベースにしており、400cc版のほうは500cc版よりもストローク量を少なくしている。
SRシリーズは2008年まで殆どデザインを変えずに生産され続けられていたが、排気ガス規制により一時生産を停止する。(500cc版は2000年生産終了)
しかし、2009年12月、燃料供給装置を従来のキャブレターから燃料噴射装置(フューエル・インジェクション方式)に変更し復活する。
2012年には公益財団法人日本デザイン振興会の「グッドデザインロングライフデザイン賞」を受賞する快挙を遂げる。
そして、平成28年度排気ガス規制クリアのための改良がなされ、2018年11月、三度の復活を遂げる。
125
SR125は1981年発売。名前こそSRであるが、オールドルックではなくクルーザー(アメリカン)スタイルであった。実はなにげに教習車として用いられていることが多い。
余談
SRシリーズ誕生のきっかけは、とあるバイク雑誌が掲載したエイプリルフール企画の記事が発端である。
「XT500のエンジンを流用したロードスポーツバイク『ロードボンバー』発売か!?」という記事を本気で信じてしまった読者たちがヤマハ発動機に問い合わせをする事態が殺到。これにより、ヤマハ側はここにマーケットが存在することを認識する。それがSRシリーズ誕生のきっかけである。 (ちなみにこの「ロードボンバー」、あろうことかSR発売の1978年に本当に鈴鹿8時間耐久ロードレースに出場、最高速のなさをコーナリングの速さと燃費の良さでカバーし、前評判を覆して総合8位に入賞する、という快挙を成し遂げている)。
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