WebRTC(Web Real-Time Communication,ウェブ リアルタイム コミュニケーション)とは、Webブラウザやアプリ間でリアルタイムの音声、映像、データ通信を可能にするオープンソースの技術、API(Application programming interface,アプリケーション プログラミング インターフェイス>)である。P2P(ピー ツゥ ピー,Peer to Peer,ピア ツゥ ピア)を技術ベースにしている。
概要
2011年Googleの開発者Justin UbertiとPeter ThatcherによってC++で開発されたJavascript向けAPI。遅延が発生しにくい部分が最大の利点。ブラウザを利用しているのでバグを頻繁に更新している可能性が高く安全であることも挙げられる。欠点は通信プロトコルにUDP(User Datagram Protocol)を採用しているため確実に通信しているのかがわからないこと。
必要なサーバー
- シグナリングサーバー - P2P通信を行う際に通信相手の情報を取得するための仲介役になるサーバー
- STUNサーバー(STUN:Simple traversal of UDP over NATsという通信プロトコル。英単語の気絶させるじゃないよ)・TURNサーバー - NATという仕組みでわからない相手のIPアドレスを認識させ通信を確立させるために必要なサーバー
その他関連技術
対応しているWebブラウザ
- GoogleChrome - Google社、有名な検索エンジンの会社
- Mozilla Firefox - かつてあったWebブラウザ「Netscape navigator」の後継
- Safari - アップル社開発のWebブラウザ
- Opera - ノルウェーのOpera software社開発のWebブラウザ。2016年中国企業に買収された。
- Microsoft Edge - Microsoft社、Windowsやビルゲイツでおなじみのコンピュータソフト開発会社
採用したアプリケーション
ニコニコとWebRTC
2014年にドワンゴスタッフがニコニコ生放送で放送中のユーザーに電話を入れることができる機能を個人的に開発していた。
外部リンク
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