ニンジャZX-10Rとは、川崎重工業(カワサキモータースジャパン)が海外市場向けに製造している、スーパースポーツタイプのオートバイ(大型自動二輪車)である。
概要
ZX-10Rは2004年、これまで同社のフラッグシップスーパースポーツバイクであったZX-9R(通称:ユメタマ)の後継車種としてデビュー。車重は170kgに対して、最高出力は175馬力。つまり、世界で初めて量産オートバイでパワーウエイトレシオが1kg/PSを切る快挙を成し遂げた。ただ、他社スーパースポーツバイク(CBR1000RRやYZF-R1、GSX-R1000など)と比べるとかなり癖があり人を選ぶマシンだった。
その反省からか、2006年、早くもフルモデルチェンジ。フレームに大幅な改良が加えられ乗りやすくなった。
2008年のフルモデルチェンジでは最高出力が188PSにまでアップし、フロントウインカーがミラー内蔵になった。
2011年のフルモデルチェンジではこれまでのモデルを捨て最初から新設計となり、SBK(スーパーバイク世界選手権)で勝つための本気のホモロゲーションモデルとして誕生。最高出力は量産オートバイで200PSを達成し、その大パワーなマシンを安全に乗れるよう、トラクションコントロールシステムやABSといったハイテク電子制御も備えている。
スペック(2012年モデル)
全長 | 2035mm |
全幅 | 715mm |
全高 | 1115mm |
ホイールベース | 1425mm |
地上最低高 | 135mm |
シート高 | 813mm |
車両重量 | 201kg |
最小回転半径 | 3.4m |
エンジン形式 | 水冷4ストローク直列4気筒 |
吸排気弁構造 | DOHC4バルブ |
総排気量 | 998cc |
内径×行程 | 76mm×55mm |
圧縮比 | 13:1 |
最高出力 | 150PS(マレーシア仕様) 180PS(北米仕様) 200PS(英国仕様) |
最大トルク | |
燃料供給装置 | 燃料噴射装置 |
エンジン潤滑方式 | ウェットサンプ |
点火方式 | デジタル点火 |
燃料タンク容量 | 17L |
トランスミッション | 常時噛合式6速MT |
クラッチ形式 | 湿式多板、スリッパークラッチ |
フレーム形式 | ダイヤモンド |
サスペンション | 前:43mm倒立テレスコピック 後:スイングアーム |
ブレーキ | 前:310mmダブルディスク 後:220mmシングルディスク |
タイヤサイズ | 前:120/70ZR17 後:190/55ZR17 |
主なライバル
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関連項目
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