カポエイラとは、ブラジル発祥の格闘技である。「カポエラ」「カポエィラ」と表記されることもある。
格闘技とダンスの中間のようなもので、足の動きが特徴的。
二人が向かい合い、ビリンバウ(弦楽器)やバンデイロ(タンバリンの一種)の響きに乗せて体を動かし、技を出す。
その動きの派手さから、格闘ゲームやアクション映画などにカポエイラを使うキャラクターがたびたび登場する。
なぜカポエイラは独特な動きをするのか?代表的なものを二つ挙げておく。
ポルトガルによってブラジルが植民地化されていた時代、奴隷として扱われていた人々(アフリカ大陸から連れてこられた黒人たちを含む)が自分達を励まし、娯楽として密かに生み出したダンスであったことが一つ。
手枷をはめられた奴隷たちが手を使わずに戦う手法として編み出した格闘技であったことが一つである。
カポエイラは音楽、儀式とともに発展し、実践格闘技としての有効性を疑問視する人も多かった(よって前者が有力とみられている)。
しかし、現実にはやはり格闘技としても強力であり、マーカス・レロ・アウレリオをはじめとするカポエイラ使いが総合格闘技で残した数々の実績がその証左となっている。
ちなみに、カポエイラでよく見かける足を前後交互にステップし、腕を交互に曲げる動きは"ジンガ"と言い、ポルトガル語で「よちよち歩き」を意味する。
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最終更新:2024/05/01(水) 10:00
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