皮を剥いた薄切りのサツマイモを天日干しし、コレをお餅と混ぜてかまぼこ型に成形したお餅のこと。
砂糖をあまり使わず、サツマイモともち米の素材の味を活かした自然な甘みが魅力的。
包丁で好みのサイズにスライスし、オーブンなどで加熱して食べるのがポピュラーな食べ方である。
「かんころ」とは五島列島の方言で 皮をむき、薄く切ったサツマイモを茹でて、天日干しにしたものを指す。
米が非常に高価だった時代、台風が多く地形的にも作物を育てづらい五島列島でも育てやすかったサツマイモを使い、前述のかんころをお米に混ぜ、カサ増ししたことが由来であり、冬期の保存食や正月用の食事として作られ重宝されていた。
郷土料理・特産品として五島列島を中心に長崎県で親しまれ、長崎県出身の人々の間で冬を感じる家庭の味として浸透している。
長崎特産品・土産物としては、カステラやちゃんぽんほどの知名度はないものの、県出身の人を中心に帰省した際の土産や贈り物として人気がある。
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最終更新:2024/05/19(日) 08:00
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