アメリ・モレスモとは (アメリモレスモとは) [単語記事]

アメリ・モレスモはフランスの元テニス選手である。ATP,WTAを通じて唯一のフランス人1位経験者。

概要

そのたくましい体つきからか「女ランボー」の異名を取ったフランスのテニス選手。確かな実力を持ちながらメンタルが弱く、なかなかビッグタイトルを獲れなかった選手でもある。日本のネットでは前者を指して「兄貴」、後者のメンタルの弱さを指して「乙女」と呼ばれたりしていた。

パワーで押すこともできる選手だったが、フランス人らしい技巧的なプレーもできるオールラウンドな選手だった。スライスやネットプレーも上手く、結果的に自国の全仏オープンよりも芝のウィンブルドンに最もフィットしていたのは皮肉だったと言える。2004年に四大大会よりも先にNo1を経験しているが、後に2006年、全豪オープンでジュスティーヌ・エナンの途中リタイアという形で優勝を手にした。さらに同年ウィンブルドンでもエナン相手にフルセットで逆転勝ちし、実に81年ぶりのフランス人ウィンブルドン女子シングルス優勝者となった。