エドゥアルド・ヴィヴェイロス・デ・カストロ(1951~)とは、20世紀末から21世紀にかけて活動している哲学者・人類学者である。
リオデジャネイロ連邦大学ブラジル国立博物館教授。人類学の存在論的転回に属する。
『食人の形而上学』においてアマゾン先住民の世界観を「パースペクティヴィズム」として概念化する。彼らの世界観に従えば、人間以外の存在者も自らを人間とみなし、自らのパースペクティヴから世界をとらえているのである。そしてそれぞれのパースペクティヴを通じて文化的な生活を営んでるのだ。
こうしてエドゥアルド・ヴィヴェイロス・デ・カストロは「多自然主義」という概念を導入する。つまり「自然は一つで、文化は複数」と考える「多文化主義」を反転させ、「文化は一つで、自然は複数」ということを意味する。インディオの世界観では文化的範疇は共通だが、この共通の範疇によってとらえられる対象そのもの、つまり自然の方が異なるのである。
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最終更新:2025/12/05(金) 20:00
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