エンタの神様とは、かつて日本テレビ系列で放送されていた番組である。
2002年10月に人気番組である「電波少年」が「電波少年に毛が生えた 最後の聖戦」として番組枠を変えてリニューアルした。しかし、平均視聴率13%を超えなかったら打ち切りという課題が達成されなかったため、12月に打ち切られた(それ以外のエピソード等はこちらを参照)。
その後、「雲と波と少年と」という番組が始まるが、こちらも、視聴率が良くなく、また、スタッフが不祥事を起こしたことから、こちらも2か月で打ち切られた。本番組は、その後番組である。
「総合エンターテイメント番組」と銘打って、2003年4月放送開始。
当初は、モーニング娘。やGACKTが出演していたように、お笑い色の強い番組ではなかった。
しかし、徐々にお笑い芸人によるネタ見せの割合を増やしていったことで視聴率が上昇。黄金期には、視聴率20%前後をキープし、その頃には完全にお笑い番組となっていた。
21世紀初めのお笑いブームのキッカケを作った番組で、この番組からブレイクした芸人を「エンタ芸人」と呼び、現在テレビで活躍する芸人の多くはエンタの神様に一度は出演しているほど人気があった。
エンタそのものの人気もあったことから他番組や漫画でもエンタを模したパロディが作られたりしている。
とにかく「自重」という言葉を知らず、芸に対し番組への苦情が相次ぐこともしばしばであった。wikipediaにまとめられている分量からも、それが伺えるだろう。
代表例としてはカンニング竹山(当時は存命であった相方・中島忠幸とともに出演)のキレ芸がある。
「エンタの裏全部見せるぞ!」と、どう見てもマジの怒号でエンタへの不評不満を言いかけ、中島がそれをキレ気味に抑えるというもはやネタを通り越してただの喧嘩にしか見えないようなやり取りをしたあげく、竹山がヒートアップして「ここでウ〇コしてやる!」と舞台でズボンを下ろそうとして強制退場させられてしまう始末となった。
今では確実にテレビ局から出入り禁止処分を言い渡されそうな暴走ぶりだったが、逆にこのキャラクター性が受けてカンニングは大ブレイクした。
また、演出面でも前番組の電波少年以上にテロップを多用しており、ネタの内容がわかりやすいという肯定的な意見の一方で、一部から非難の対象になった。
このようにお笑い芸人の登竜門として一時代を築いた番組だが、年を追うごとにマンネリ化やネタ見せ番組の増加による視聴者のお笑い飽き、そしてブレイクした芸人たちが他番組でレギュラー獲得する等でエンタから離れていくなど人材枯渇の問題が顕著になっていく。それに伴い番組に登場する芸人のクオリティが低下したことで、人気が低迷し、2010年に番組が終了した。しかし、最終回では視聴率20%近くを記録するなど、有終の美を飾った。
2012年以降たびたび特番として復活している。
芸人がネタを披露する前には「今○○なのはこの男~(女、二人組の時も)」という軽快なナレーションと共に芸人たちをキャッチコピー付きで紹介するショートムービーが流される。
どのキャッチコピーも芸人たちの見た目やネタの特徴を一言で上手く言い表したもので、一例をあげると
『笑いのニューウェーブ』のキャッチコピーの通り、映像で不条理な展開が繰り返され、それを陣内が全てツッコんでいくという斬新な芸風はエンタと相性が良かったのか、今でも数々の名コントが語り継がれている。
陣内自身エンタには非常に思い入れがあり、復活放送の際には今ではほとんど披露することがなくなった新作映像ネタを披露する機会になっている。
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最終更新:2024/12/18(水) 11:00
最終更新:2024/12/18(水) 10:00
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