キラウエア火山とは、ハワイ諸島のハワイ島にある活火山である。
ハワイ諸島は北西へ移動する太平洋プレート上に、ホットスポットと呼ばれるマグマ活動により順次形成されたものである。噴火によってできた火山島が北西へゆっくり移動し、また同じ地点で噴火による火山島ができて移動して、という繰り返しで北西に火山島が連なっているのである。ハワイ諸島の中で最大の島ハワイ島には最高峰のマウナ・ケアほか4つの火山があり、活火山であるキラウエアは、同じく活火山のマウナ・ロアと共にハワイ火山国立公園に指定されている。
キラウエア火山は標高1,247mで、ハワイ諸島の火山の中で最も活発な活動を続けている。直径約4.5km、深さ約130mのキラウエア・カルデラの中にはいくつかの火口があり、その中で最も大きい直径約800mのハレマウマウ火口は、1983年に大噴火を起こして以来毎年のように噴火を起こしている。火口からゆっくりと流れ出る溶岩や荒涼とした風景は年間200万人を超える観光客を集めているが、ハワイの人々にとって噴火は女神ペレの怒りで、溶岩はペレの体の一部と考えられていたので、火山は観光だけでなく信仰の対象ともなっているのである。
カルデラ内にはトレッキング・コースもあり、火口の中のハイキングを楽しめる。また火山博物館のジャガー・ミュージアムの展望台からは、オーバールック・クレーターと呼ばれる溶岩湖を見下ろすことができる。夜になれば赤やオレンジに光る溶岩の様子を観察することも可能であるが、キラウエア・カルデラの全貌を楽しみたい場合は、ヘリコプターによる遊覧飛行がおすすめである。
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最終更新:2025/01/05(日) 07:00
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