ゲシュマイディッヒ・パンツァーとは、機動戦士ガンダムSEEDに登場する技術である。
ドイツ語で「柔軟な装甲」を意味する対ビーム防御技術。エネルギー偏向装甲とも。地球連合軍が実用化に成功した数少ない技術。
ミラージュコロイドを応用した技術で、自身に向かってくるビームを、発生させた磁場によって湾曲させ軌道を逸らすというもの。ゲシュマイディッヒ・パンツァーを使用する際は、周囲にミラージュコロイドの粒子も散布され、それを本体からの信号によって曲げる方向をある程度コントロールする事が出来る。簡単に言えば、自分に向かって放たれたビームを曲げて直撃を防ぐ魔法のような装甲である。
通常のビームライフルや、フリーダムのバラエーナ程度なら容易く弾く事が出来るが、より出力の高いビームは描写が無いため不明。ちなみにPS2ソフト「終わらない明日へ」では、アークエンジェルのローエングリンをしれっと跳ね返している。
防御に使えるのは勿論の事、攻撃にも転用できる。当装甲を装備したフォビドゥンガンダムは、ビーム砲「フレスベルグ」の軌道を自在に曲げる事が可能で、回避を困難なものにしている。不規則な軌道は一般兵には回避しづらく、一気に数機が撃墜されるシーンがある。
また水圧対策にも有用で、水中用MSのフォビドゥンブルーやディープフォビドゥンにも装備されている。ちなみにゲシュマイディッヒ・パンツァーが完成するまでは禁断の棺桶と呼ばれるほど圧壊事故が多発していたようである。このためバッテリー切れでゲシュマイディッヒ・パンツァーが使用不能になると一瞬で機体が潰されてしまう。
地球軍はこの技術を活用し、軌道間全方位戦略砲レクイエムを建造。廃棄コロニーにゲシュマイディッヒ・パンツァーを仕込み、中継ステーションにする事でレクイエム本体から放たれる砲撃を自在に曲げられる。中継ステーションの位置と数次第では何処にでも砲撃が出来る恐るべき兵器と化した。
万能な対ビーム防御技術だが、欠点もある。ゲシュマイディッヒ・パンツァーを使うには当然ながらバッテリーを消費するため使用回数は有限。また実弾には効果がなく、ビームサーベルにも無力。フォビドゥンガンダムはビームサーベルでコクピットを刺し貫かれ、撃墜されている。
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最終更新:2024/12/01(日) 05:00
最終更新:2024/12/01(日) 04:00
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