サケイ(沙鶏)とは、サケイ科の鳥である。実はその分類がまだハッキリとしていない鳥である。
砂漠などの極めて過酷な環境で生活する鳥。鳩に似ているが生態は異なる。体の色は砂漠などの砂地に紛れるため、地味な褐色となっている。
風や雨の力で一時的に砂漠に咲く花があり、それが蒔いた種や昆虫を食べて生きている。水分は砂漠の中にあるわずかなオアシスから補給する。
巣はその水場からかなり離れた場所に作られ、そのためサケイは何10キロもの長さを飛んで、水場を行き来して、水分補給を行なう。
なぜわざわざ砂漠なんかで生活するかと言えば、天敵がいないからである。過酷な環境故に生きていくのは大変だが、敵と遭遇することがほとんどないという点においては生存に有利な環境と言える。
雛はもちろん飛んでいけないため、水分補給をすることが出来ない。そこでサケイは少し珍しい進化を果たした。
サケイの雄の胸羽は、綿のように複雑にからみ合っており、いわばスポンジのようになっている。
雄は自分が喉を潤すと、胸羽に水を含ませて帰る。そして帰宅すると雛の世話をしていた雌に水を飲ませるため世話役を交代し、自分は毛に含ませた水を雛に与える役目を担うことになる。
雛がお父さんの胸から水を飲む姿はさながら哺乳類の子供のようだが、あげているのは男である。
ハト目から外されたり、姉妹群にすべきだと言われたり、分類上近縁じゃないチドリ目とされたり、まだ研究中の鳥であるが、見た目は完全に砂漠に住んでいる鳩である。
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最終更新:2025/12/05(金) 19:00
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