マグロ一本釣りとは、マグロ漁の方法の1つである。
主にマグロ漁には 延縄(はえなわ)・トローリング・定置網・巻き網などいくつか種類があるのだがそのなかの一つに一本釣りという方法がある。
純粋に一本釣りだけであれば、糸を使ったりアジなどを釣るときにも使われるがここではマグロに限定して解説している。
主にこれはカツオを釣るための漁法であったが、サイズなどがマグロの1種であるビンナガマグロにも対応していたため、今ではビンナガマグロを釣るためにもこの漁法が使われることが多い。
近年、乱獲などによる漁獲量減少や輸入・養殖などの増加によりこの伝統的漁法も昔ほどメジャーではなくなってきているのが現状である。昔は大金が必要な場合、「マグロ漁船に乗せる」と言われるほど高収入でかつ重労働であったが前述の通り、養殖なども台頭になってきた現在ではそれほど収入が高いわけでもなくなってしまっている。
だが、一本釣り漁法は他の網などによる漁よりも比較的魚への傷やストレスが少なく、後述するが釣ったら即瞬間冷凍させるため鮮度も味も落ちにくいためいまだに高値で取引される。また網による漁より技術も腕も必要なために実際にマグロ漁船に素人を乗せるなら一本釣りには乗せないであろう。
また、このマグロ一本釣りを題材にした『マグロ』という特番テレビドラマが作られた。
遠洋沖にて、船のまわりに撒き餌を撒いて目的の魚(マグロ及びカツオ)をおびき寄せる。
そして集まってきたら散水をする。これは海の表面に小魚が集まっていると思わせるためもしくは船があることを誤魔化すためのどちらかと考えられる。
そして、疑餌針と呼ばれるルアーとまではいかないがルアーと針が一体型になったような針でホイホイ釣っていくのである。もちろん引っかかったと分れば即釣り上げる勘と力量が必要なためそう簡単に釣れるというわけでもない。
そして釣り上げたマグロはそのまま針が外れ魚を入れる倉庫のようなところへ流れるように入れられる。そこで鮮度を落とさないうちに瞬間冷凍してしまうのである。
テレビなどでも見ることは多いが、実際の現場は壮絶なものである。そして遠洋漁業であるため長く帰れない。そこまで苦労をして釣ってくれた天然高級魚を口に出来るニコ厨はそうそういないであろう。
ニコニコではそのホイホイ釣られていくさまがまるで、動画のタイトルやサムネイルに釣られてクリックしていくように見えることから、サムネ一本釣り・タイトル一本釣りなどに派生している。
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最終更新:2024/11/08(金) 15:00
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