ンマハラシー 単語

ンマハラシー

1.0千文字の記事
  • twitter
  • facebook
  • はてな
  • LINE

ンマハラシー(ンマハラセー)とは、沖縄に伝わる古式競馬であり伝統行事・イベントである。

琉球競馬」とも呼ばれている。毎年1~3回ほど沖縄こどもにて開催されている。

概要

ンマハラシーは琉球以来の沖縄の伝統文化であり、走る速さではなく「美しさ、優美さ」を競い合う競技のことである。美しさや優さを競う点や、麗な装飾を施した具を用いる点などから「フィギュアスケート」に例えられ、「世界に類を見ない競技」とも言われている。

ちなみに、沖縄方言で「ンマハラセー」は『乗り競争』を意味する。(=ンマ)

宮古などの小沖縄在来種のを用いて行われ、往復100メートルコースで1対1形式で対決する。「イシバイ」や「ジーバイ」と呼ばれる「細やか」で「ゆったり」した足の運びをし、人間でいうところのナンバ走りのような「側対歩」で移動する姿を競う。途中、駆け足や走ってしまった場合は減点、4回の減点で失格となる。

元々は琉球氏族の楽しみとし約300500年前に始まったとされており、沖縄(琉球)中の関心を呼んだ伝統行事であった。

しかし、太平洋戦争化に伴い競技が1943年の開催を最後に消滅。軍の需要拡大により在来種の駆逐去勢などが進み、1945年沖縄戦での人的・経済的損失がとどめを刺した形である。

その後、70年の長きに渡って競技が途絶えていたが、2013年沖縄こどもで開催され、伝統が復活した。第1回開催では、戦前の琉球競馬をよく見たことがある93歳の男性が特別審員で参加した。

過去には元騎手岡部幸雄氏が審員で参加したり、現役の騎手である田中氏が中央競馬騎乗停止期間中に参加したこともある。

また、当日には出店や沖縄文化に触れられるワークショップステージイベントなども開催される。乗体験イベントや、側対歩と似た動きをするということで、を楽しむハラシーなど、子供や来場者も楽しめるイベントも開催されている。

関連商品

関連リンク

関連項目

この記事を編集する

掲示板

掲示板に書き込みがありません。

おすすめトレンド

ニコニ広告で宣伝された記事

記事と一緒に動画もおすすめ!
もっと見る

急上昇ワード改

    ほめられた記事

    最終更新:2024/05/12(日) 11:00

    ウォッチリストに追加しました!

    すでにウォッチリストに
    入っています。

    OK

    追加に失敗しました。

    OK

    追加にはログインが必要です。

               

    ほめた!

    すでにほめています。

    すでにほめています。

    ほめるを取消しました。

    OK

    ほめるに失敗しました。

    OK

    ほめるの取消しに失敗しました。

    OK

    ほめるにはログインが必要です。

    タグ編集にはログインが必要です。

    タグ編集には利用規約の同意が必要です。

    TOP