不完全神性機関イリスとは (フカンゼンシンセイキカンイリスとは) [単語記事]

不完全神性機関イリスは富士見ファンタジア文庫より出版されたライトノベル。全五巻。
作者　　：細音啓（さざね・けい）
イラスト：カスカベアキラ

同時期に刊行された氷結鏡界のエデンの1000年前を描いた前日譚である。

概要

正体不明の侵略者、幽幻種によって、世界の四分の三を失った人類。
残る生活圏を守るために軍事用の人型機械体（アンドロイド）を開発し、幽幻種の脅威に対抗している。
北条軍学校に通う凪・一咲・ジールは機械いじりが趣味の苦学生。
いつものようにスクラップから使えるパーツを集めていたところ、壊れた人型機械体を発見して―

凪・一咲・ジール
　17歳　男性
　北条軍学校の傭兵科に通う少年。元は機械工学科志望であったが、出願時のミスで傭兵科に入学することになってしまった。
　近所に住んでいた技術者の影響で機械いじりを趣味とするが、貧乏なため部品の入手はスクラップからのパーツ取りに頼っている。
　あるとき、スクラップの山から故障した家政婦用ロボを発見し、修理することとなる。

イリス
　凪に拾われた家政婦用ロボ…と思われていたが実は軍事用人型機械体。
　家事はどこを修理しても、AIを書き換えても文字通り壊滅的だが、
　戦闘となると一般的な軍事用人型機械体を圧倒する性能を持つ。
　氷結鏡界のエデンで登場する機械水晶・イリスは彼女のコア部分である。