氷結鏡界のエデンとは (ヒョウケツキョウカイノエデンとは) [単語記事]

氷結鏡界のエデンは富士見ファンタジア文庫より出版されたライトノベル。全13巻。
作者　　：細音啓（さざね・けい）
イラスト：カスカベアキラ

概要

穢歌の庭(エデン)より現れた正体不明の存在、幽幻種の侵攻に対し、
巫女の祈りによって維持される氷結鏡界が人類が生活できる唯一の場所、浮遊大陸オービエ・クレアを守っている。
オービエ・クレアのある喫茶店に居候していた少年シェルティスは、氷結鏡界を掻い潜り突如侵攻してきた幽幻種と対峙する。
穢歌の庭に落ち、幽幻種の纏うそれよりも色濃い魔笛をその身に宿しながら。

主な登場人物

シェルティス・マグナ・イール
　17歳　男性
　3年前まで巫女であるユミィの専属護衛・千年獅を目指し、天結塔に所属していた。
　若くしてその地位まであと一歩のところまで登りつめるも、任務中の事故により穢歌の庭に落下。死亡したとされていた。
　1年前に奇跡的に生還を果たすも、巫女の沁力にも匹敵するほどの魔笛を宿していたため、危険と判断され天結塔より追放された。
　性格は至って穏やかで周囲の女性からのプレッシャーに毎度押し負けているも、幼馴染であるユミィとの約束だけは絶対に譲らない。

ユミィ・エル・スフレニクトール
　17歳　女性
　巫女としては最も新しい序列第五位の巫女。沁力量は巫女の中で最も多い。
　その沁力量を生かし、付着した魔笛を祓う洗礼術式を得意とする洗礼の巫女といわれるも、
　その他の術式については少し苦手。
　彼女の千年獅になるというシェルティスとの約束を大切にし、巫女となったものの千年獅は不在。