「ごきげんよう」
「ごきげんよう」
さわやかな朝の挨拶が、澄み切った青空にこだまする。
法治国家のお庭に集う議員たちが、今日も天使のような無垢な笑顔で、背の高い扉をくぐり抜けていく。
汚れを知らない心身を包むのは、深い色のスーツ。
ネクタイの結び目は乱さないように、ブーメランは翻らせないように、ゆっくり歩くのがここでのたしなみ。
もちろん、予算会議でコントをするなどといった、はしたない議員など存在していようはずがない。
国会議事堂。
明治二十三年開設のこの国会は、もとは華族とその他のためにつくられたという、伝統あるジャパニーズ系お笑い議会である。
ある日、いつものように与謝野馨様にお祈りを捧げ国会に向かおうとするところを呼び止められた。
そこには、全議員の憧れの的である灰薔薇のつぼみの(ロサ・グリ・アン・ブゥトン)小沢一郎が立っていた。
直人が驚いていると、小沢は、直人のネクタイを直し注意をする。
その二人の光景を写真部でクラスメートの鳩山由紀夫に撮られた事からとんでもない事件に発展していく。
憧れの小沢が、直人を自分の妹(スール)にするというのだ。
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最終更新:2024/11/22(金) 13:00
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