原田隆種とは (ハラダタカタネとは) [単語記事]

「原田隆種」（はらだ・たかたね 1513 ～ 1588）とは、筑前国高祖山城城を居城とする国人であり、漢の高祖の後裔を称する九州の大族大蔵氏の嫡流である戦国武将。

概要

漢の高祖の後裔を称し、大和朝廷の官物を納めた大蔵に仕えた漢氏の子孫といわれる大蔵氏の嫡流・原田興種の子に生まれる。

北九州の勢力でありながら、周防長門の守護・大内義興に属していた父が、病を発して隠居した為に家督を継いで大蔵氏の総領となると、父同様に大内氏に属して大友氏と戦い、大蔵氏の黄金時代を築いた大蔵春実、源平時代に黄金期を築いた原田種直と並ぶ、原田氏の黄金時代を築き、大内義隆の娘を娶って「隆」の字の偏諱をうけて原田隆種と名のった。

大内義隆が陶晴賢の謀反により自刃すると、謀反人の陶晴賢につくのをよしとせず、毛利元就に鞍替えした原田隆種は、同盟を結んだ陶晴賢と大友宗麟からの攻撃を受け、陶・大友連合軍により居城を落とされて、原田隆種は蟄居させられて、毛利元就を頼って落ち延びると言う事態に陥った。

毛利元就と袂を分かった陶晴賢が、毛利元就によって厳島に誘い出された際は、原田隆種は毛利軍に参加して戦い、奇襲にて陶晴賢を破る戦いに貢献し、高祖山城城に復帰した。

無事、居城に戻れた事から出家した原田隆種は、その後は終世反大友の姿勢を崩さず、立花山城攻略戦や池田河原の戦い等、数多くの武功をあげ、豊臣秀吉の九州征伐後は、筑後に国替えとなった。

その間に、家臣の本木道哲が、原田氏の家督を原田隆種の四男・原田親種に継がせようとして、嫡子の原田種門と三男の原田繁種に対して謀反の罪をでっちあげて謀殺すると言う暴挙に出たが、事が原田隆種に露見し、本木道哲は討たれたものの二人の息子は帰ってこないと言う悲劇に見舞われた。

※原田種門と原田繁種の死については、父同様に反大友の姿勢を崩さなかった二人が、原田隆種が大友宗麟の軍に敗れた際に、徹底抗戦したものの衆寡敵せず、毛利元就を頼って海峡を渡ろうとしたところを大友宗麟軍によって討ちとられたとする説もあり、現在ではこちらが死の真相として有力視されている。

敵対した西重国をせめて、筒城・宝珠岳城・旗振山城を攻略すると、西重国から支援を求められた肥前の釣られるクマーこと龍造寺隆信の攻撃をうけることとなった為、草野氏の養子となっていた次男の子を人質に差し出して龍造寺隆信と和睦した。

嫡男の原田種門と三男の原田繁種は死んでおり、次男の原田種吉も草野家に入って草野鎮永をなのっていた事から、家督は四男の原田親種が継ぐことになった。

しかし、父や兄達と同様に大友宗麟と徹底抗戦の道を選んだ原田親種は、臼杵鎮氏を池田河原にて討ちとったが、原田隆種がベッキーこと戸次鑑連により臼杵鎮氏戦死の件についてつっこまれると、父の身を案じた原田親種は、責任をとって切腹し、原田親種の嫡子の原田秀種もまた、毛利氏による立花山城攻略戦に参加して戦死した為、龍造寺隆信の人質となっていた草野鎮永の子を養子に迎えて、原田家当主にすえると共に原田信種と名のらせる等した後継問題を解決した後、原田隆種は没した。

※その他「原田隆種」の詳細についてはWikipediaの該当記事参照の事。

補足

「信長の野望」（PC）シリーズにおける原田隆種の能力一覧。

軍事能力

内政能力

戦国群雄伝(S1)

戦闘

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政治

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魅力

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野望

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武将風雲録(S1)

戦闘

－

政治

－

魅力

－

野望

－

教養

－

覇王伝

采配

戦闘

智謀

政治

野望

天翔記

戦才

－

智才

－

政才

－

魅力

－

野望

－

将星録

戦闘

－

智謀

－

政治

－

烈風伝

采配

－

戦闘

－

智謀

－

政治

－

嵐世紀

采配

－

智謀

－

政治

－

野望

－

蒼天録

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