及川拓馬とは (オイカワタクマとは) [単語記事]

及川拓馬とは、将棋棋士である。
1987年 5月6日生まれ。埼玉県北葛飾郡松伏町出身。伊藤果八段門下。棋士番号268。
段位は六段（2019年4月現在）。

概要

2007年 10月1日に４段昇段。
デビュー直後から竜王戦６組準優勝、王座戦本戦出場と活躍するも、
その後暫くの間は目立った活躍が無かった。

2013年 6月に女流棋士の上田初美と結婚した。
その後、第55期王位戦(2014年)で念願の王位リーグ入りを果たすも、全敗に終わる。

また、上田女流との間に2015年 12月29日に長女が生まれ、2018年 8月7日に次女が生まれた。

2018年度は覚醒したかのような大活躍の年だった。
まず叡王戦の６段戦で優勝し、本戦出場を決めると、棋聖戦でも本戦一歩手前の二次予選決勝敗退まで進み、順位戦も全勝と好成績で、長い間8割を超える勝率であった。

叡王戦本戦では惜しくも強豪の永瀬拓矢に敗れたもののベスト8まで上り詰め、
順位戦C級2組ではそのまま全勝して昇級を決めた。

一年を通して全体的に好成績で、最終的に0.767と自身での最高勝率を大幅更新する結果となった。
それまでは2013年度の0.658だったため、どれだけ好調だったかがひと目で分かる。

メンタルが棋力に現れやすいタイプなのか、
前述のプロ入り直後、結婚や子供が出来た前後はいずれも好成績を出している。